「いいぜ、全員俺が食ってやる」
【詳細】
時の列車を専門に強盗を働く強盗集団の首領。
その筋では有名らしく、デンライナーのオーナーやハナは彼の名前を知っていた。
カイに属さない独自の
イマジン達を従えており、
モレクイマジンを囮にデンライナーの奪取に成功する。
「食う」ことにこだわりを持ち、事あるごとに食べ物を食い尽くしその欲望は時そのものを喰らい尽くすというところにまで及んだことで今回の事件を引き起こした。
仮面ライダー図鑑では別の時間における特異点だった可能性を示唆している。
オーナーから
マスターパスを奪うことで仮面ライダーガオウに変身するが、自身の
オーラをフリーエネルギーに変換するシステムの都合か装甲はワニや恐竜の頭部を思わせる装甲を纏い、頭のデンレールを走ってくる電仮面もワニ型。
変身そのものは
マスターパスのみだが、パスを掲げることで腰に
ガオウベルトが自動で出現して巻き付き、「変身」という掛け声とともにパスを手放すと
ガオウベルト中央部に自動でセタッチしシステムが起動する。
戦闘力は極めて高く複数人をまとめて相手取り、
マスターパスをセタッチすることで発動する必殺技の「タイラントクラッシュ」は本編中負け知らずだったゼロノスベガフォームを含める電王達を一度に戦闘不能に追い込む程のすさまじい力を誇った。
時間そのものを消し去ってしまう「神の列車」と呼ばれるガオウライナーの復活を目論み、デンライナーのジャックを行い、オーナーから
マスターパスと
インフィニティチケット(赤)を手にし、過去へと飛んである武将の協力によって神の列車、ガオウライナーを復活させる。
その後ターゲットを良太郎とし、彼の生まれた時間に飛び、その時間を消つ事で彼を抹消しようとる。
しかし、侑斗が違う時間軸から異なる
イマジンの憑依した「野上良太郎」を連れてきて、電王の全フォームが揃うと配下の
イマジンを全て倒される。
自身もソードフォームの必殺技で大ダメージを負い、ガオウライナーに搭乗すると全デンライナーと空中戦を繰り広げるも敗れる。
その後、ソードフォームとの一騎打ちに敗北し、最期は粒子と化して消え去った。
しかし、別の時間の「野上良太郎」を連れてくるという侑斗の行動が本編において重大な事態を招く事になる。
【余談】
電王放送終了後に開催されたイベント『ファイナルステージ』では牙王没後に残ったパスが
別の人物に拾われる事になる。
牙王を演じた渡辺裕之氏はウルトラマンシリーズにおいてはウルトラマンガイア、ガメラやゴジラ等の東宝特撮映画等多数に出演し、仮面ライダーシリーズには初参加。
劇場版公開当時(2007年)、51歳と最高齢の
仮面ライダーに変身するとして話題となった。
舞台挨拶では仮面ライダースーパー1こと沖一也役のオーディションで落選していたこと語っている。
最終更新:2024年06月10日 00:34