「なんでこうなるんだよ?俺は…俺は…幸せになりたかっただけなのに…」
【仮面ライダー龍騎】
レイヨウ型
ミラーモンスターギガゼールと契約し、同個体が持つ同じレイヨウ型モンスターと意思疎通する能力を利用することで基本的にライダー1人に対し
契約モンスター1体(ないし2体、例外は複数契約カードを持つ王蛇)というルールを覆す大量のモンスターを使役し、圧倒的な物量戦を得意とする。
しかしアドベント以外にはガゼルスタッブを召喚するスピンベントしか通常武器を召喚するカードは無く、残りはファイナルベントしかないというかなり偏ったデッキ構成となっている。
装備面では貧弱と言えるが、多数のミラーモンスターを同時に使役し戦闘に参加させられるというのは非常に珍しい性質である上インペラーが契約しているのはあくまでギガゼール単体であるため、他に同時に使役するレイヨウ型モンスター達は、誤解を恐れずに言えば「好意で力を貸している」に過ぎない。
そのため王蛇のように複数の契約モンスターを持つがゆえに維持コストの重さの弊害は描かれていない。
龍騎本編に登場する仮面ライダーとしては唯一過去に一般怪人として登場済みのモンスターと契約している。
本作のライダーの契約モンスターの多くは新規のモンスターが多い中、異彩を放つとも言えるが、既存モンスターと契約した
オリジナルの仮面ライダーという二次創作、あるいは妄想(いわゆるオリライダー)を捗らせる存在とも言える。
佐野の願いは「富を得て楽な生活をする」という俗物的なもの。
ライダー自体もバイト感覚で金が全てな人間だった。
実は大企業の御曹司で何らかの理由で勘当されているが、後に父親が亡くなったことで御曹司の座に戻ることになる。
御曹司に戻った後は優雅な人生が待っているため、意図せず願いが叶ったことでライダーを辞めようとするが、契約を破棄すると自分がミラーモンスターに襲われる側になってしまうため後に引けなくなってしまう。
金の力で他のライダーを味方につけようとするも、金銭目的で敵味方をとっかえひっかえしてきた過去の所業から信用されず失敗。
その上、過去に介抱した
タイガを味方に出来たかに見えたが、彼に「君は大切な人だから君を倒せばもっと強くなれる」という予期せぬ理由から攻撃を受けて負傷。
龍騎の助けでその場から逃亡するも、その先に出くわしたのがよりにもよって
王蛇であり、彼にいたぶられた末、ベノクラッシュでデッキを破壊されてしまう。
結果、現実世界に戻ることもできなくなり、御曹司に戻ってからお見合いで知り合った女性が映っている鏡の破片を片手に泣きながら助けを求めるも声は届かず、粒子化し消え去った。
【仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS】
【余談】
放送当時発売された格闘ゲームでは「多数のギガゼールと契約した俊敏なライダー」と紹介されている。
また、ギガゼール以外のモンスターは連れていない。
最終更新:2024年02月17日 03:14