「香川先生…次は…僕…誰を…」
【詳細】
ミラーワールドを閉じ、「英雄」になるためにライダーになったという経緯を持ち、その方法を模索する
仲村創、
香川英行と共に行動する。
香川の教え子の中では最も優秀な学生らしい。
しかし、その言葉の解釈において、恩師である香川との間には徐々に齟齬が生まれており、歪んだ理想と憎悪に取り付かれていくようになる。
劇中においてなぜ英雄という存在に固執するようになったのかなどの理由が明かされる事は無かったが、「みんなが僕を好きになってくれるかもしれない」という理由で行動し、人の死を悼む情緒を持ち合わせているものの自分が英雄になるためならどのようなことでもためらいなく実行する短絡さと、邪魔な人物はすべて排除しようという自己中心的思考を併せ持ち、
神崎士郎からもそういった性格を見込まれライダーに選定されていた。
戦いの中で次第に、ライダー同士の戦いに勝ち残る事が"英雄"になるために必要だと考えるようになり、香川の言葉を、「"大切な人"を倒せば強くなれる」と曲解。
仲村、香川を相次いで殺害し、さらには戦いに敗れた自分を介抱した
佐野も手にかけようとする。
その後は自暴自棄に近い形でライダー同士の戦いに身を置くが、北岡に負けた上に立て続けに
浅倉にも敗れ、北岡に「英雄は英雄になろうと思ったら失格」と図星を突かれることなどが重なり、徐々に情緒不安定に陥っていった。
遂には浅倉をライダーの戦い以外での方法で倒そうとする。
その最中、次に為すべき事がわからないまま街を彷徨ううちに、前を歩いていた親子に突っ込んできた暴走トラックから咄嗟に親子をかばってトラックに跳ねられ命を落とす…という衝撃的な最期を迎えた。
そして翌日の新聞の記事の片隅に小さく「親子を救った英雄」と記載される。
願いを叶えるためのライダーバトルに身を置きながらも、それとは関係のない場所で、自身が考えなかった方法により「英雄」となったライダー。
最終回の新しい世界では生きており、バイクで走行中の城戸真司に自転車でぶつかって「ごめんねぇ~」と言ってそのまま去ってしまうシーンが描かれている(クレジットでは友情出演)。
第34話から登場してはいたが、35話が正式な登場話だと思われる。
フリーズベントというカードを所持しており、北岡のファイナルベントを発動前に止めたこともある。
コンファインベントに対応するカード「リターンベント」所持しているが、それを使用するライダーが既に退場しているため、未使用となった。
【余談】
児童誌の紹介記事では、当初は「正義のライダー」として扱われていた。
玩具のアドベントカードでも、「悪と戦う」というニュアンスのテキストが記載されている。
放送当時発売された格闘ゲームでは、使用可能キャラの1体として登場。
TVSPと同時期に開発されていたソフトであるため、声こそ高槻氏が当てているものの、勇ましい物言いをするキャラとなっている。
また、リターンベントはゲーム自体に登場しない。
最終更新:2024年04月17日 04:11