「俺も超忍法・大風呂敷で…って、無理だぁぁぁ!」
【名前】 |
行動隊長ヴァンナイン |
【読み方】 |
こうどうたいちょうう゛ぁんないん |
【声】 |
鳥海浩輔(ゴーカイジャー) |
【登場作品】 |
海賊戦隊ゴーカイジャー 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦 |
【登場話(ゴーカイジャー)】 |
第34話「夢を叶えて」 |
【所属】 |
宇宙帝国ザンギャック |
【分類】 |
行動隊長 |
【プロフィール】 |
元々はボディの突起の配列を自在に変え、昆虫が植物に擬態するように周囲に溶け込み、相手を翻弄する擬態器官を持つ宇宙人 |
【強化改造】 |
レプリ器官 |
【特殊任務】 |
ゴーカイイエロー成り済まし海賊排除作戦 |
【生物モチーフ】 |
シュモクザメ、エイ |
【その他のモチーフ】 |
鳥人間 |
【名前の由来】 |
多羅尾伴内 |
【詳細】
ボディの突起の配列を自在に変え擬態する能力を持つザンギャックの行動隊長。
持ち前の擬態器官を
インサーンの手で強化し、「レプリ器官」を取り付ける改造手術を施されている。
ターゲットの人物と額を合わせる事でそのデータを採取し、その人物そっくりに擬態する事が可能。
その擬態精度は外見や声などはおろか、手にしている武器までも本物そっくりにコピーしてしまう。
どんなに身近な者でも見破る事が不可能な変装の名人でもある。
しかし、好き嫌いなどの個人データまでは擬態できない為なのか、ルカが嫌いなブロッコリーをもりもり食べる事を怪しむ他の5人に擬態を見破られる。
ガレオンの爆破は爆弾の解体後、召喚された風雷丸の超忍法・大風呂敷による偽装だった事を知り、6人揃ったゴーカイジャーと交戦する。
自慢の擬態能力で
姿を変えるが、
レンジャーキーによる豪快チェンジまでは再現できなかった為、
メガレンジャーに豪快チェンジしたゴーカイジャーに圧倒され、ライジングストライクを受け敗北(
上記の台詞はその際のもの)。
その直後、
巨大化ビームを浴びて巨大化。
昆虫が植物に…もとい無機物であるビルに擬態して風景に溶け込みゴーカイオーと豪獣神をこっそり攻撃することで翻弄するも、豪獣神の熱源探知で居場所を突き止められてしまい、最期は豪獣神の豪獣トリプルドリルドリームとハリケンゴーカイオーのシュッシュッと手裏剣チェーンを連続で受け爆散した。
【仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦】
【余談】
モチーフはサメだが、シュモクザメとエイがモチーフとなっている。
また
『ゴーカイジャー』で第25話にも行動隊長もサメがモチーフになっているが、あちらは以前別作品で登場したスーツの再利用であり、新規デザインはこちらである。
名前の由来は
「7つの顔を持つ男」といわれる変装の名人となる名探偵とされる多羅尾伴内。
ミステリ映画シリーズの主人公であり、有名な「ある時は~しかしてその実体は!」という言い回しの元ネタにあった人物。
制作に携わったのが現在のテレビ朝日放送であり、かつ
仮面ライダーの生みの親、石ノ森章太郎が作画した劇画が1978年に発売されるなど、特撮作品に関わる人物が作品に携わっている。
なお多羅尾伴内を演じた俳優の中で片岡千恵蔵氏は本名で東映の取締役を担当している。
原画集『ザンギャックワークス~LOG~』では「彼のモデルとなった2種類の海洋生物、及びSF映画のキャラクター」が明言され、同書の座談会では名前の由来について言及されている。
擬態能力持ちだが、
「巨大戦で建物に擬態し、戦隊ロボを翻弄する」怪人は
次作にも
登場している。
この行動隊長が登場したのは第34話だが、『
仮面ライダーW』の
ナスカ・ドーパント/園咲霧彦役の君沢ユウキ氏がカイン役としてゲスト出演している他、その後しばらく行動隊長は登場しなくなり、次の行動隊長が出撃したのは
第44話であった。。
なお同話ではザンギャック領域内で通じる札束が登場しており、それにはその時点では未登場だった
皇帝アクドス・ギルの肖像が描かれており、ザギンの日本円換算も明かされている。
レジェンド登場回では無いものの、ゴーカイジャーの世界観を掘り下げつつ今後の布石もこっそり忍ばせる多羅尾伴内が如くの脚本の妙が光るエピソードであった。
最終更新:2024年12月03日 03:39