エイサイヤミー

「お前、美しくなりたくないか？」

【名前】	エイサイヤミー
【読み方】	えいさいやみー
【声】	鳥海浩輔
【登場作品】	仮面ライダーオーズ/OOO
【分類】	ヤミー/合成系成長ヤミー
【親】	カザリ
【宿主】	佐倉優美
【特色】	硬質皮膚、水中での活動能力
【欲望の種類】	嫉妬（妹である麗のように美しくなりたい）
【モチーフ】	エイとサイ

【詳細】

カザリがメズールとガメルのコアメダルを吸収し創りだした水棲系と重量系の合成系成長ヤミー。

サイのような硬い皮膚を持ち防御力に優れる他その頑強な皮膚を活かした突進攻撃を行い、水中戦も得意とする。

このヤミーは上記の通りカザリのヤミーなのだが、猫系の特徴が合成されていない、カザリ曰く「更なる実験」のために生み出したヤミー。
メズールのヤミーの特性として宿主の近くに卵を作って密かに成長するが、宿主に対して「美しくなりたくないか？」と問いかけるも本人が自分の欲望を自覚していなかったためその声は届かなかった。
しかし、かつての友人である伊達と再会した優美は徐々にその欲望に目覚めていき、「キレイになりたい」と自覚するようになっていく。

そして宿主は、まさに「何かに取り憑かれた」かのように卵を抱えて放浪を初め、ヤミーの気配を察知したアンクと映司に見つかるも卵から大量のエイヤミーを放出して逃亡。
その後優美は服や宝石を買い求めて身につけ、驚くほど美しくなる。
周囲に居る男性はもちろん、女性さえも魅了して、その美しさは恋愛関係に鈍感を自称する映司でさえも魅了し、彼を恋愛感情で支配して戦意喪失にまで陥れてしまう。

しかしながら、どうやらこのアクシデントは親であるカザリですら把握していなかったらしく、妨害のため映司たちの前に姿を現しても、彼を正気に戻そうと必死のアンクらに全く相手にされず困惑していた（「ちょっと待ってろ!」というアンクの指示に従うカザリもカザリであるが……ちなみにこの症状を「ヤミーの毒素」と判断したアンクの指示により映司を強引にオーズに変身させて元に戻った）。

その後、水族館内に姉を拉致させ、臨界に達した欲望によりついに孵化。

だが、色気は何故か本命であるはずの伊達には効果がなく（曰く「今は"昔に酔って"いて、以前の方が美しく感じたから」）、彼に説得を迫られため「欲望を止めるな」と彼の妨害行動に出る。
しかし、修理されたドリルアームの凄まじいパワーによって大量のセルメダルを削り取られサイヤミーの部分が消滅。
それにともなって残ったエイヤミーの部分が巨大化しイトマキエイヤミーとなった。

【余談】

このヤミーはメズールの生み出す水棲系ヤミーの特徴である卵で誕生したが、最初から意思を持つかのように宿主を唆して欲望を解放させるなどこれまでにないタイプである（本来、ガメルとメズールの生み出すヤミーは明確な意思を持たず欲望に応じた破壊活動しか行わない為、ウヴァのヤミーに似た特徴を持つ）。
また複数の固体が生まれるのではなく、巨大な一つの卵しか存在しないのが特徴。

なお、エイとサイの組み合わせは、『電磁戦隊メガレンジャー』の2、3話に登場したネジレ獣であるエイネジレとサイネジレや、『仮面ライダー龍騎』に同時期に登場した仮面ライダーライアと仮面ライダーガイと同じ組み合わせであり、意外にも多い。
エイとサイの共通点は二文字かつ最後の文字が「い」であること以外わからないが…

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