科学鬼

【名前】 科学鬼
【読み方】 かがくき
【声】 糸瀬七葉
【登場作品】 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
【登場話】 ドン28話「ひみつのヒミツ」
【分類】 ヒトツ鬼
【憑依された人間】 伊集院瑞穂
【欲望】 「私の絵が欲しい」
【素体】 ベニツ鬼
【モデル】 科学モデル
【スキン】 夢の発明
【蟾ィ螟ァ蛹】 科学鬼ング
【ドロップ】 ダイナマンギア
【文字化け】 遘大ュヲ謌ヲ髫
【むかしむかし…】 瑞穂は武夫が抱く愛の大きさの秘密を知っていた…
【モチーフ】 フラスコ、赤と青の液体、顕微鏡、爆発、稲妻、鬼
【名前の由来】 科学戦隊ダイナマン+ヒトツ鬼

【詳細】

「私の絵が欲しい」という欲望を叶えようとする伊集院瑞穂から生まれた科学モデルのヒトツ鬼

青と赤の液体が倒れたフラスコからこぼれて混ざり合い爆発を起こしたような「夢の発明」スキルで実体化したベニツ鬼
額には顕微鏡の3連レンズがあり、スキンとなる上半身は黒い爆炎のようにも、爆発でヒビの入った黒い岩あるいは壁のようにも見える。
頭は爆発に巻き込まれた科学者がテンプレのようにアフロ化した状態にも見えるのが面白い。
スキンの名称からして夢の発明を完成させようとして爆発させてしまった科学者がモチーフか。

伊集院瑞穂は「秘密」という絵画を手に入れようと考え、それによって科学鬼に憑依されていた。
その欲望はヒトツ鬼を引き寄せるほど強いものだったが、無関係の人々を襲うことはなんとか耐えられる理性は残されていた。
しかし目的の絵を目の当たりにすると理性を欲望が上回ってしまい、人を超えた奪還の鬼となってしまった。
邪心が増大したことで周囲に大爆発を巻き起こす。

「秘密」という絵は伊集院瑞穂自身を描いたもので、若くして亡くなった天才画家、青田武夫が遺したもの。
本来であれば絵のモデルである瑞穂のものになるはずだったが、武夫の弟子だった佐野という男が横取りしてしまい、それが今回の行動に繋がった。
佐野は贋作をオークションに流し、真贋を追求されれば口先だけで逃げ切ろうとする悪人である。
こっちがヒトツ鬼化してもおかしくはなかったかもしれない。

【余談】

モチーフは名乗りの際に凄まじい大爆発をバックにすることで有名な「科学戦隊ダイナマン」。
ダイナマンの指揮官は「夢野久太郎」という名前で拠点が「夢野発明センター」だったことがスキンの由来と思われる。

ダイナマン本編では肖像画を取り合う話があったことが今回の科学鬼の話になった模様。
恐らくストーリーが先行で出来上がり、科学鬼はあとから当てはめられたパターンか。
その肖像画を描いたのは今回の青田武夫同様、すでに故人でありモデルはその恋人だった。

また未来戦隊タイムレンジャーでも未来で高評価されている絵描きを巡る話が展開したことがある。

前回が魔法鬼で今回がその対になりうる「科学」鬼だったのは何か関係があるのだろうか?
さらにこの翌話では敵幹部の葬式が行われるために桃井タロウがイデオンに招かれるというエピソードの予告があるのだが、ダイナマンでもカー将軍という敵幹部が珍しく爆散せず遺体が残って撃破されたことから国葬されたという場面が有り何かしらの繋がりを思わせる。

最終更新:2022年09月13日 21:02