魔法鬼

【名前】 魔法鬼
【読み方】 まほうき
【声】 榊原卓士
【登場作品】 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
【登場話】 ドン27話「けっとうマジマジ」
【分類】 ヒトツ鬼
【憑依された人間】 大野稔
【欲望】 「宿敵の桃井タロウを倒したい」
【素体】 シソツ鬼
【モデル】 魔法モデル
【スキン】 紫の魔法使い
【蟾ィ螟ァ蛹】 魔法鬼ング
【ドロップ】 マジレンジャーギア
【文字化け】 鬲疲ウ墓姶髫
【むかしむかし…】 稔は手裏剣鬼になったことがあるそうな…
【モチーフ】 魔法使い、折れた箒、ウルザード?、冥獣人?、鬼
【名前の由来】 魔法戦隊マジレンジャー+ヒトツ鬼

【詳細】

「宿敵の桃井タロウを倒したい」という欲望を叶えようとする大野稔から生まれた魔法モデルのヒトツ鬼

紫色のマントやローブ、頭は紫色の帽子に見える正しく「紫の魔法使い」スキンで実体化したシソツ鬼
「魔神スティック」という魔法の杖を持ち、「◯◯のエレメント!」と不思議な呪文をコールし、あふれる執念をエレメント魔法に変えて攻撃する。
呪文をコールすると魔法陣が出現し、そこから炎や雷を放出する。

ヒトツ鬼としては珍しく攻撃的な能力を持つが、魔法鬼と化したのはドン11話にて手裏剣鬼と化したのと同じ大野稔である。
元から自分の忍法を軽くあしらった桃井タロウを敵視し、手裏剣鬼となって襲いかかった人物でありそちらも戦闘向きの能力でかなりの強さを持っていた。
だが結局敗れたものの尚も執着は消えず、人を超えたリベンジの鬼となった彼はタロウに勝つため忍者道を超える力として今度は魔法を極めることとし、マジカル・フォースをどんどん究めていった。

倒されても魔法鬼ングとして復活する。

【余談】

スーツは手裏剣鬼の改造。

モチーフとなったのは「魔法戦隊マジレンジャー」。
素体となったシソツ鬼のカラーリングに合わせた紫色の魔法使いをイメージさせるデザインでまとめられているが、大きな帽子に見える頭はよく見ると柄がバキバキに折れて大きく広がった箒である。
青い一つ目のようなものは鋭い牙が見える通り大きく開けた口であり、それを起点に俯瞰してみると上のように黄色い瞳がある。
胸は無数のコウモリが羽を広げたようでも有り、マジレンジャーのエンブレムを含んだ装飾が見られる。

魔法使いというよりは年を経て魔法を使えるようになった箒、あるいは魔法の箒に体を乗っ取られた老齢の魔法使いを思わせる。

大野稔は忍者道を極めるといいいい年をして修行に明け暮れていた人物であり、枯れ木、枯れ果てた老人を思わせる見た目のヒトツ鬼に転じたのは哀れだが、彼はむしろ望んで魔法鬼としての力を得ているため本望だろう。
懲りるということを知らないのか。
彼が記憶を保ったまま再度ヒトツ鬼に変貌したことで、ヒトツ鬼に成った人間はもとに戻っても根本的な解決にならないということが判明した。
さらに言えば、獣電鬼になった主婦もその性格は矯正されてなかったし彼らの周りの環境が改善されなければ再犯(再ヒトツ鬼化)する可能性がある宿主はそれなりに多い。

デザインモチーフとしては紫色ということから魔導騎士ウルザードを意識して作られていると思われるが、怪物じみた見た目から敵である冥獣、あるいは冥獣人もモチーフとして含まれている可能性がある。
忍者→魔法使いと転職したわけだが、手裏剣鬼のソースであるニンニンジャーにはマジレンジャーの小津翼が客演し、加藤・クラウド・八雲に魔法を教えていたという共通点がある。

なおマジレンジャーもニンニンジャーもいわゆる「家族戦隊」(ニンニンジャーはほぼ従兄弟同士だが)であり、家族の絆を描いた作品だったが家族も誰も顧みず修行に没頭し、逆恨みから桃井タロウを倒さんと執念を燃やす宿主の精神性は真逆と言ってもいい。

二度あることは三度ある…ということわざもあるが、3度目の正直という言葉もある。
二度もヒトツ鬼となった彼の明日は…とりあえず定職にでも良いのでは?

最終更新:2022年10月02日 04:24