妖精ドンドン

【名前】 妖精ドンドン
【読み方】 ようせいどんどん
【俳優】 加藤治
【登場作品】 恐竜戦隊ジュウレンジャー
【登場話】 第14話「小さくなァれ!」
【分類】 妖精(ドワーフ)

【詳細】

プリプリカンが出した募集広告を見てやってきた妖精。

赤い帽子と大きな耳が特徴的。「~ですだ」という語尾をつける。

彼が持ち込んだ履歴書もとい自己紹介文によると種族は「ドワーフ」、「妖精の森3丁目25番地」の出身で、ドーラモンスターを作るために必須の粘土細工を作る特技がある。
しかしドンドンは子供が喜ぶような作品を作ることを好み、動物の楽団を作るなど魔女バンドーラが求める人材で無かったため、「修行」と称して地球へ放逐されてしまった。

その後宿題を忘れて母親に叱咤された上、学校でも教師から怒られ飛び出してきた利夫とダメな者同士意気投合する。
そして粘土細工のお手本にするため、バイクや飛行機、東京タワー…利夫と共にあらゆる者を瓶に吸い込み始めたが、多くのものが忽然と姿を消してしまったことから報道されジュウレンジャーの知るところとなる。

そしてダンとボーイに見つかったため利夫と共に逃走し、トラックの荷台に勝手に乗り込んだが、通りがかった車に乗って追いかけてくるダン達に恐れをなしこのままだと怒られると考え、瓶に車ごと吸い込んでしまった。

操車場にたどり着いた際に、内側からボーイが説得したことで吸い込んだ物体を解放するも、無責任さに怒りペナルティを示唆したダン達の乗せた車を解放することは拒否する。
だがドンドン達の行動を観察していたバンドーラは、粘土細工の腕よりもむしろ何でも吸い込んでしまう瓶こそを欲したことでグリフォーザー達を派遣し瓶を奪い取ろうと企む。

就職予定先から狙われてしまったドンドンだったが、逃げる際に瓶を落としてしまい電車に轢かれかけたところをメイが間一髪のところで救出。
無事に瓶を解放したことでもとに戻ったダン達だったが、その頃身を隠した先で利夫と共に大騒ぎを引き起こしたことから死刑になると思い込んで狼狽し、そこに現れたバンドーラのドーラセプターによって強制的に巨大化させられてしまう。

大人なんて怖くないとする利夫と共にジュウレンジャーを踏み潰そうとするも、大獣神を呼び出した彼らと巨大戦を行うこととなる。
巨大になったとはいえ元は子供である利夫の存在があって攻撃に踏み切れない大獣神を瓶に吸い込んでしまうが恐竜剣ゴッドホーンを呼び出した際に脱出されてしまう。

そしてボーイの説得によって自分の行いを後悔した利夫はもとの大きさに戻ることを願い、ドンドンもまたもとに戻りたいと願ったが、瓶を拾った大獣神が近くにいたバンドーラ達を吸い込んでしまおうとしたことから撤退したためふたりとも元の大きさに戻ることに出来た。

そして母親と和解した利夫を写真に取ると上述のセリフをつぶやき、故郷である妖精の森に戻ると告げ、利夫に粘土細工で作った大獣神をプレゼントしジュウレンジャー達に見送られつつ去っていった。

【余談】

ジュウレンジャー第14話が放送された日付は1992年5月29日だが、劇中でも利夫の通う小学校の黒板に5月29日と書かれている。

声を担当した加藤治氏は第24話に登場したドーラトトイスの声も担当している。
スーパー戦隊シリーズへは地球戦隊ファイブマンのドンゴロス役が初であり、メタルヒーローシリーズへの参加経験もある。
氏は2017年に死去したことから、特撮作品への参加はジュウレンジャーが最期となった。

最終更新:2025年02月18日 22:50