778 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2007/03/16(金) 18:42:42

「エロゲ主役補正かかってちょー!」
「冷めるわよ、お茶漬け」

俺の渾身のボケはクールな方のルビーによって悲しくもスルーされてしまった。
うーむ、こっちのルビーを俺の傍に置いておくという選択、それ自体は戦力的には
ナイスな判断に思える。

しかし、彼女はいささか真面目すぎる。とゆーかそばにいると怖いぐらいだ。
今はとりあえずこっちの味方のはずなのだが、さっきからこっちに伝わってくる眼力が
ヤル気ムンムンです。さすがはサーヴァント、戦う為に生まれた存在、一分の隙も無い。
あ、いや、違う。俺は知っているもう一人のサーヴァント、ランサーの事を思い出して
さっきの考えを若干訂正する。

俺が抱いたランサーのイメージは今目の前にいるルビーに対するそれとは全くの正反対
と言ってもいい。奴はただひたすらに強い。恐らく普通の人間が一生を強くなる事
だけに費やしても多分ランサーには全く歯がたたないだろう。
しかし、その反面ランサーからは戦いのプロが放つオーラ的なものが全く感じられない
のだ。そのでっかい目からは溢れるほどの好奇心とそこから生じる慢心・油断の類で
一杯なのが素人の俺にも分かる。

ようするにランサーの戦い方は危なっかしいのだ。赤いのを壁にぶっ飛ばした時も、
もしあの時、赤いのが「はーい、僕がエミヤでーす」とか言わずに戦いを続行する気
だったら俺に話しかけている隙に背中を切られていたのじゃないだろうか。

赤いのといえばあいつは一体何者なのだろう。
そもそも俺が聖杯戦争に参加する事になったのはあいつのせいである。
あいつが言峰教会に行けと言わなかったら今の俺は無かった。
本人は聖杯戦争とは無関係と言っているが、普通無関係の人間が聖杯戦争の知識を
持っているはずがない。

ではあいつは誰だ?マスターの一人?いや違う。三家、俺、バゼットさん、バカルビー、
モハメドで既に七席埋まっている。
実はサーヴァント?それにしては弱すぎる。本人曰くアサシンであるルビーに正面から
戦ってボロ負けしたらしいからな。聖杯戦争ガイドブックにも姿を見せているアサシン
はキャスターと並んで最弱とあった。それに完敗するというのだからサーヴァントの一人
という線も消える。
言峰神父の雇った傭兵?だったら真っ先に俺にその事を説明するはずだ。
世界の平和を守るためにやって来た藤ねえを倒す為の抑止力?んなもん信じられねー。

・・・やめよう。これ以上自分一人で考えても答えは出てこないだろう。
幸い目の前には頭良さそうかつ俺の知らない事実を沢山知っているルビーがいる。

【選択肢】相談しましょ、そうしましょ。
淫夢:赤いの対ダブルルビーの詳しい話を聞く。
悪夢:抑止力が何かを聞く。
予知夢:藤ねえを知っているかを聞く。
ハボリ夢:相談しようとしたまさにその時、「衛宮さんお届けもので-す」と玄関から―
白昼夢:ルビーがアサシンなのはおかしくないか?と聞く。

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最終更新:2007年03月19日 05:26