名前
ラツィーム【Ra Ziem】
解説
50代男性。
バフ課5班隊長。190センチを超える剛健な体躯に白髭を蓄えた威厳ある容姿をしている。その体には
裂傷、銃創、刺突、火傷といった無数の傷跡が残っている。任務中は飢えた捕食動物のように獰猛な目をしてお
り、実際慈悲容赦温情その他生温かい感情を一切かけない苛烈な姿勢で任を遂行するが、いったん任務を離れれ
ばその目には人当たりのいい温和な光が差す。
チェンジリング・デイにより強力な能力を有するにいたったが、それ以前から身につけていた体術(主として暗
殺術)や銃火器の扱いの巧みさから、能力抜きでの戦闘も十分プロフェッショナル。なんとなく若々しさを感じ
るバフ課の制服になじめないらしく、近世ヨーロッパの軍服のような独自の衣服を着用している。
喋り方が独特。
昼の能力
傷嬲り
【意識性】【操作型】
任意の対象の体にある傷に対し、手を触れることなく干渉できる能力。相手の体のどこかしらにあ
るどんな小さな傷であっても探し出し、それに対して直に触れているかのように自在に手を加える
ことができる。蚊に刺された箇所をひっかいてできた程度の傷でも、この能力の干渉を受けるとナ
イフで刺されたような重傷、ラツィームの気分によってはもっと酷い傷に変貌する。要するに昼間
のラツィームの前で怪我を負えばもうオシマイということである。
夜の能力
痛み分け
【無意識性】【力場型】
自身の受けた攻撃と全く同じ攻撃を相手に打ち返す能力。軽微なものから命にかかわる一撃まで全
てを無意識下で打ち返すことができるが、攻撃自体を跳ね返すわけではなく、しっかりダメージは
受けるし、死に至る一撃であればラツィーム自身ちゃんと死んだ上で、相手もしっかり死ぬ。また
相手に攻撃が返る瞬間にラツィームのダメージが上乗せされるというリバウンドがあり、無意識性
がゆえの理不尽さも持っている。ただ当然相手は急所への攻撃をためらうため、ラツィーム優位に
なることは必至といえる。逃げ道として、左腕がない者がラツィームの左腕に攻撃した場合、攻撃
が返る部位がすでにないために無効になるという特性があり、この特性を知っていれば何らかの対
処は可能かもしれない。
関連人物
登場作品
最終更新:2010年10月13日 00:55