現在、PSストアにてPS版真・女神転生シリーズがダウンロード販売されている。価格はいずれも1000円で、PS3またはPSPにインストールすることで遊ぶことができる。このページではアーカイブス版の簡単な説明、特徴などを書いていこうと思う。購入の参考にしてほしい。なおPS版の真・女神転生シリーズについてのより細かな、ディープな情報は、クリス氏の「魔人の小部屋」が詳しい。
■ショートカットメニュー
■主な特徴
- サイズは56MB。
- 全体的に動作がキビキビしている。
- ゲーム開始時に難易度を選択可能。「NORMAL」を選ぶと歩くごとにエンカウント率が上昇する仕組みになる。「EXPERT」はSFCと同じエンカウント率。ただしクリア後、戦闘の成績を見れるおまけモードが入る。
- 3Dダンジョンでダッシュやカニ歩き、方向固定移動ができるようになり、移動がスムーズになった。
- コンフィグ設定ができるようになり、戦闘エフェクトのカットや、オートバトルの設定などができるようになった。
- オートリカバーの追加によって、回復が楽になった。
- 終盤での属性バグがなくなった。
- 魔法の使用による先制ができなくなった。
- 中断セーブができるようになった。
真・女神転生1は基本的にベタ移植で、操作性やゲームのテンポの向上などが特徴として挙げられると思う。残念ながらメガCD版のような追加悪魔および悪魔グラフィックの描き直し等はないため、やや新鮮味に欠ける部分はあるが、作りそのものはしっかりしている印象を受ける。
項目2の難易度選択に関しては、あくまでもエンカウント率だけの問題であるようで、戦闘バランスには変更がないようだ。SFC版だと1、2歩あるくと敵が出てきたり、また連戦が続きがちというウンザリする展開もよくあったが、NORMALにすることでそういったことも解消され、比較的快適にダンジョンを歩けるところはいいと思う。戦闘も、斬撃や魔法のエフェクトを切ってしまえば、さらにテンポは上がる。
全体的に見てこれといった問題がなく、SFC経験者には安心して遊べる一本だと思う。逆に言えばゲーム性そのものはSFC版そのままであるため、真・女神転生3やペルソナ3などの比較的新しいソフトからアトラスファンになったという人にとっては、あまり面白いと感じないかもしれない。なお、残念ながらスクリーンショット機能は搭載されていない(これは真2も同様)。