呂才
590前半-665
初唐の官人・思想家・陰陽学者。博州清平の人。貞観年間(627-649)、音楽の才によって
弘文館直学士に任じられ、起居郎、太常丞、尚薬局奉御、中散大夫行太常丞上護軍、太子司更大夫と歴任した。著作に『陰陽書』五十三巻、『因明注解立破義図』三巻、『白雪歌詞』のほか、高麗との戦争に際して「方域図」「教飛騎戦陣図」をつくった。大著『陰陽書』は散逸したが、三つの序文である「叙宅経(卜宅篇)」・「叙禄命(禄命篇)」・「叙葬書(葬篇)」は残存している。詩人の
王績と親しかった。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。
列伝
参考文献
最終更新:2023年08月16日 23:50