元徳秀

元徳秀

695-754
盛唐の官人。字は紫芝。元魯山と尊称される。北魏の明元帝の九代の孫。父を幼くして亡くし、貢挙に挙されると母を背負って長安に趣き、及第したが母が亡くなったため服喪した。南和県の尉、龍武軍録事参軍となった。甥を養育するため望んで魯山県の県令となったが、事故のため足を負傷して拝礼ができなくなった。甥が成長すると官を辞して陸渾で清貧自適の生活を送ったが、大雨のため外界と途絶して餓死した。李華蕭穎士劉迅と親しく、門下に元結など多数。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。

列伝

『新唐書』巻一百九十四 列伝第一百一十九 卓行 元徳秀
『旧唐書』巻一百九十下 列伝第一百四十下 文苑下 元徳秀

参考文献

加藤敏「元徳秀の受容:李華・元結における元徳秀像について」(『千葉大学教育学部研究紀要』II,1999年2月)
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900024590/KJ00004297099.pdf

加藤國安「盛唐の復古論者・李華の意識変革論」(『名古屋大学文学部研究論集』56、2010年3月)
https://nagoya.repo.nii.ac.jp/records/11545

外部リンク

維基百科,自由的百科全書 元德秀(中文)
https://zh.wikipedia.org/zh-hk/%E5%85%83%E5%BE%B7%E7%A7%80

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最終更新:2023年11月19日 22:40
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