沈粲

沈粲 しんさん

?-892
唐末の人。銭鏐の武将。海昌都将。龍紀元年(889)、銭鏐は蘇州を陥落させて沈粲を蘇州刺史としたが、昭宗によって杜孺休を蘇州刺史とし、沈粲は制置指揮使に変えられたから、杜孺休を攻撃して殺害した。楊行密が蘇州を攻撃すると杭州に逃げ帰ったが、銭鏐は罪を沈粲に帰して殺そうとしたから、孫儒のもとに逃亡した。景福元年(892)六月、孫儒が破られると捕らえられて銭鏐のもとに送られ、市で殺害された。

列伝・史料

『新唐書』巻一百六十六 列伝第九十一 杜佑 孺休
『新唐書』巻一百八十八 列伝第一百一十三 孫儒
『資治通鑑』巻第二百五十八 唐紀七十四 昭宗上 龍紀元年八月条
『十国春秋』巻七十七 武粛王世家上 景福元年二月条

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最終更新:2024年05月25日 01:10
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