盧懐慎 ろかいしん
?-716
盛唐の宰相(在任713-716)。滑州霊昌県の人。唐代に「七姓十家」と称された名門・范陽盧氏の北祖第三房の出身。盧挺の子。幼い頃からすでに非凡な人物で、進士に及第すると、監察御史、侍御史、右御史台中丞、黄門侍郎に任じられ、漁陽県伯に封ぜられた。開元元年(713)同紫微黄門平章事(宰相)に昇進した。
姚崇と宰相の座をともにしたが、自身が姚崇の才に敵わないことを自覚していたから、大半の事は姚崇に一任したから、世の人に「伴食宰相」と称された。病のため辞職した。子に
盧奐・
盧弈、孫に徳宗の宰相
盧𣏌がいる。清廉で、俸禄の大半を故人や親戚に与えたため、妻子は貧困の身となった。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。
列伝
外部リンク
最終更新:2024年04月21日 11:24