大明宮
長安の三大内の一つ。長安北西の龍首原上に位置し、東壁が2614m、西壁が2256m、北壁が1135m、南壁が1675mある。貞観十八年(644)に永安宮として造営され、翌年大明宮と改称された。もとは
高祖の避暑用の宮殿であったが、龍朔二年(662)に
高宗が中風を止むと、大明宮を改修させ、蓬莱宮と改称して高宗の居所とした。長安外郭の北に面したところに位置し、正面に正南門の
丹鳳門をはじめとした五門があり、その正殿は
含元殿で、皇帝が日常の政務は
宣政殿でとられた。
参考文献
徐松 撰、愛宕元 訳注『唐両京城坊攷 長安と洛陽(東洋文庫577)』(平凡社、1994年)
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最終更新:2024年08月21日 08:57