天枢
洛陽皇城、
端門外にあった銅柱。延載二年(694)、
武三思の建言により、
武則天の功徳を記し、唐が退けられて周がおこったことをあらわすために建造された。天下の銅五十万余斤(340t)、鉄三百三十余万、銭二万七千貫を用いて八角の銅柱を鋳造し、高さは九十尺(32m)、直径一丈二尺(4.3m)、「大周万国述徳天枢」と刻まれていた。開元元年(713)撤去工事が開始され、翌年終了した。
参考文献
徐松 撰、愛宕元 訳注『唐両京城坊攷 長安と洛陽(東洋文庫577)』(平凡社、1994年)
最終更新:2024年11月19日 13:06