睿真皇后
沈氏
?-?
盛唐の妃嬪。
代宗の寵姫。沈易直の娘。兄弟に
沈震がいる。呉興の人。開元年間(713-741)末、皇太子であった
粛宗の後宮に入ったが、その子の広平王(後の
代宗)に賜い、
徳宗を生んだ。安史の乱で一度は反乱軍に捕らえられたが、洛陽を奪還すると救出された。しかし洛陽が
史思明に再占領される消息不明となり、生死不明となった。
徳宗が即位すると、捜索が行われたが、結局見つからず、建中元年(780)前上皇太后の尊号を奉られた。『旧唐書』『新唐書』に伝がある。
列伝
『新唐書』
巻七十七 列伝第二 后妃下 代宗睿真皇后沈氏
『旧唐書』巻五十二 列伝第二 后妃下 代宗睿真皇后沈氏
外部リンク
最終更新:2025年01月03日 02:49