王鎮 おうちん
?-884
晩唐の武将。婺州の人。中和四年(884)婺州刺史の
黄碣を捕らえて、銭鏐(『資治通鑑』)ないしは
董昌(『新唐書』)に降伏したが、
劉漢宏が将軍の婁賚を派遣して王鎮を殺害してこれに代わった。しかし浦陽の鎮将の
蒋瓖が銭鏐の兵を呼び寄せて共同で婺州を攻撃し、その後婺州は蒋瓖が統治した。
本紀・史料
『新唐書』
巻九 本紀第九 僖宗 中和四年正月条、同年二月条
『資治通鑑』巻第二百五十五 唐紀七十一 僖宗中之下 中和四年
最終更新:2025年01月24日 01:34