楊渉 ようしょう
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唐末・後梁の宰相(在任905-907、907-909、916)。
楊巌の子。叔父の
楊収は
懿宗の宰相。進士に及第し、
昭宗の時に吏部尚書となる。
哀帝が即位すると中書侍郎、同中書門下平章事(宰相)に任じられた。唐が滅亡すると、後梁に仕えて門下侍郎、同中書門下平章事となったが、三年で罷免されて左僕射、知貢挙となった。貞明二年(916)二月に右僕射、門下侍郎平章事(宰相)、諸道塩鉄転運等使となったが、数年して卒した。子に書家の楊凝式がいる。『新五代史』に伝がある。
列伝
『新五代史』巻三十五 唐六臣伝第二十三 楊渉
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最終更新:2025年01月28日 08:19