聖善寺

聖善寺

洛陽、章善坊に位置した寺院。神龍元年(705)二月、中興寺として中宗の発願により慧範によって建立され、翌神龍二年(706)、中宗は武則天の追福として、聖善寺と改称した。ここに善無畏の旧院があり、日本僧の宗叡・円珍が訪れている。安史の乱の際、反攻した唐についた回紇が洛陽で掠奪を行うと、人々は聖善寺と白馬寺にたてこもってこれを避けたが、回紇兵はこれを焼き払って一万人以上焼き殺したという。乾符四年(877)火災となった。

参考文献

徐松 撰、愛宕元 訳注『唐両京城坊攷 長安と洛陽(東洋文庫577)』(平凡社、1994年)

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最終更新:2025年02月03日 16:16
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