魏王池
洛陽、
旌善坊と
尚善坊の間(あるいは
道術坊)に位置した池。貞観年間(623-649)に
道術坊と恵訓坊が魏王
李泰に邸宅地として与えられると、李泰は池をつくり、広さ数頃であった。洛水と堤で隔てられ、堤の下で洛水とつながっていた。水鳥が遊弋しており、洛陽の景勝地となっていた。魏王李泰が追放されると東宮に与えられ、
家令寺に属した。
参考文献
徐松 撰、愛宕元 訳注『唐両京城坊攷 長安と洛陽(東洋文庫577)』(平凡社、1994年)
最終更新:2025年06月16日 01:39