呉承倩
?-?
唐代の宦官。内常侍。宦官では
駱奉先・
劉忠翼・
董秀と並んで権勢がある者とされた。大暦七年(772)、
于休烈が卒すると代宗によってその邸宅に宣慰のため派遣された。大暦九年(774)代宗が最愛の娘
華陽公主が薨去すると、悲しみのあまり数日朝を見なかったため、宰相らが呉承倩を通じて奏上した。大暦十二年(777)
楊綰が卒すると代宗によってその邸宅に弔問として派遣され、絹千匹、布三百端を贈った。
列伝・史料
『新唐書』
巻二百二十四上 列伝第一百四十九上 叛臣上
陳少游
『旧唐書』巻五十二 列伝第二 后妃下 代宗貞懿皇后独孤氏
『旧唐書』巻一百一十九 列伝第六十九 楊綰
『旧唐書』巻一百四十九 列伝第九十九 于休烈
最終更新:2023年01月16日 01:13