李讜 りとう
?-890
唐末の武将。河中臨晋の人。勇猛で力が強く、情にあつかった。広明年間(880-881)初頭、
黄巣が長安を陥落させると、黄巣に仕え、枢密使に任じられた。唐で宦官であった者を統率して宮中に出入りした。その後黄巣軍が敗れると、
朱全忠に仕え、左徳勝騎軍都将に任じられた。軍功によって検校右僕射となった。
朱友裕が沢州を攻めると、
朱全忠は大軍で盟津に駐屯し、そこで李讜に兵を率いて太行に赴かせ、策略を授けたが、李讜に従わず功績をあげられなかったため、その罪を責められ河橋で殺害された。『旧五代史』に伝がある。
列伝
『旧五代史』巻十九 梁書十九 列伝第九 李讜
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最終更新:2024年05月18日 23:55