中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

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shion-atori

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いつもの集会でノアのことについて相談すると
流馬がそれはどうにもならないし、どうする必要もないと言い出した。
ゲイザーが消えて空いた席に座っただけの存在、
自然現象の一種みたいなものだと言っていた。
どうにかできるタイミングでどうにかできる人物がどうにかする以外に
どうにもならないのだから気にしていてもしかたないのだそうだ。、
それをどうにかしようとするのは一生をワクチン開発に捧げる研究者のように
一生をノアに捧げる求道者になるのと同じだと締めくくった。

集会が終わった後に真意を聞き質すと
アレらは人間をまったく気にしていない、重要なのは幻夢神だけだと断言した。
根拠はゲイザーの元で覚醒者となったという改変前の記憶らしい。
アレらにとっては等しくその辺りに転がっている使い捨ての駒という認識のようだ。
姫さんですら少し使い勝手の良い駒という感覚でしかなかったそうだ。
だが、アレらは世界を好き勝手に改変することはできない制約があり、
ゆえに手足となる存在を見つけて動かし世界を改変しようとしているのだそうだ。

だから、アレらそのものに注意を払っても意味はなく、アレらの手足が動いた時に
ただそれを叩き潰すだけで何も問題はないというのは流馬の理屈だった。

流馬がそうしているように、アレらがちょっかいをかけたくなるくらい
俺も今をらしく生きていこう。

追伸:一年契約でたまにアースガルドの警備員をやることとなった。
会社がなくとも案外暇はなさそうだ。


カテゴリ: [普通] - &trackback() - 2012年03月05日 01:29:49

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