中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

困った魔王

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shion-atori

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街中で蠅の大公を見かけた。機嫌良く観光しているので最初そうとは分からなかった。
三木に連絡を取ったが彼らが喚んだのではないとのことだったので警戒レベルを上げ、
遠くから監視していると別方向から秘密侯爵に声をかけられた。
どうやら監視していることはあちらに筒抜けだったようだ。

彼女らは特に何をするでもなく陰謀のネタに使えそうなイベントとして
アースガルドを見に来ただけらしい。
ここに揃っている奇天烈な程の戦力と世界滅亡を覆した実績については
蠅の大公は知らないらしく、理由を問うといつもの口調で問われなかったので
伝えていない旨を返してきた。相変わらず酷い性格だ。

その後秘密侯爵とともに蠅の大公のところに行くこととなり
俺がいることで計画が実行不能になったと騒ぐ彼女を宥め
結局半日彼女らに付き合わされる羽目になった。

それにしても彼女が去り際に言った一言はなんだったのだろう。
彼女と闘う度に言われていた言葉といい気になる。
まるで俺があいつの写し身ではなく本体と面識があるような言い方をしていた。
俺にそんな記憶はない。まあ俺の記憶程当てにならないものもないのだが。


カテゴリ: [来訪] - &trackback() - 2010年11月06日 01:21:55

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