中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

ありがたい話

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shion-atori

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アプフェルツヴェイグから連絡が来たので自分の店を持つため調理師学校に通うことを話し、
採用に応えられない旨を謝ると、先方はもともとウィザードに一般人のような
長期雇用を求めてはいないので一年でも働いてみないか、と返された。
どうやらグループディスカッションや個人面談、そして休憩室での態度が気に入られたようだ。
隠し撮りしていることに俺が気付いていたということも高評価だったらしい。
本社から固辞されても必ず留意させろという命令まで出たというのだからよほどのことなのだろう。
三十年勤め上げられる人材よりも百日の修羅場を潜り抜けられる人材を、という方針だそうだ。

ありがたい話だが、有難すぎるだけに作為的だ。
ゴルデナーアプフェルの指示で俺のような危機の最前線を招き入れるという話は
正直何か裏があるとしか思えない。やはり少し調べる必要がありそうだ。

試験は付け焼刃にしては中々書けたように思う。
論述はキーワードさえ押さえておけば残りはそこそこ融通が利くので楽だ。


カテゴリ: [普通] - &trackback() - 2011年07月23日 01:54:19

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