イエズス会 (ジェズイット教団)



カトリック教義の明確化、勢力の建て直しを元に、対抗宗教改革として生まれた。

 1534年、スペインのイグナティウス=ロヨラがフランシスコ=ザビエルらと共に結成し、厳格な規律と組織の元に、ヨーロッパだけでなく、海外でも積極的な宣教・教育活動を繰り広げ、カトリック教会の勢力の回復に貢献した。

 1549年、ザビエルが日本(鹿児島)に来航。
       日本で最初のキリスト教布教活動。

 各地の教会に初等学校が設けられ、その数は約200校。
 設立理由は、『布教』とともに寺院における教育の批判も込められていた。

  児童数は60~70人で、一人の先生が多くの児童を教えなければならなかった。





◎教育の特徴


 目的・・・教会と国家の指導者の養成
 方法・・・筆記、暗記
 内容・・・古典語学習、体育、道徳教育

 日本では・・・読・書・教理・音楽・作法
      (絵画・算数・天文・地理・ラテン語・ポルトガル語を教える学校もあった。)


教員養成制度にも力を注いでいた!!!!
       ↓
      教授・助教・得業士・試補など、
      4段階に分けている。このような整然とした制度は前例がない。


そのほかにも、イエズス会は日本に以下のような学校も設立。

   教会に付設した教理学校
   府内に西洋医学を教える医学校
   京都に西洋数学を教えるアカデミア
   長崎の大村には語学校語学コレジオ
   天草の志岐の画学舎

  しかし、これらの開かれている時期は短く、1年続いていた学校さえ少なかった。

最終更新:2007年03月22日 21:45