系統主義


系統を立てて、配置された学習内容を、順番に学習していくという学習方法のこと。
問題解決学習と対をなしている

短時間で多くの情報を子どもに伝達できることが長所。だが、教師主体で授業が進められていくので、価値注入的な授業となりやすい。また子どもの必要性に応じた学習となりにくいため、関心・意欲・態度が引き起こされにくく、主体的な学びになりにくいという短所もある。

学習指導要領の変遷の概要として。

戦後まもなくはアメリカの影響をうけ、経験主義カリキュラムが主体となっていた。
しかし、子どもの学力低下を背景に、安易な児童中心主義として問題解決学習が批判され、戦後の復興から経済の急激な成長と、我が国の国際的な地位の明確化が図られる中で、1958年(昭和33年)の改訂では、知識の系統性を重視する系統主義へと学習指導要領の転換が図られ、学習指導要領の位置づけも法的拘束力をもつものとなっていった。



最終更新:2007年10月27日 21:43