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日常生活の精神操作

日常生活の精神操作


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独裁者や天才精神医の話が続いて、 日常から離れてしまいました。 ここで、話は日常の話に戻ります。 精神操作というのは、日常生活でも当たり前に起きるという話です。 これは、私がある人の相談にのった時の話です。 その人は、リフォームの営業マンをしています。 ある工事で、お客さんと話が合わなくなったといいます。



お客さんが頼んだ工事と、営業マンが契約した工事と、 それぞれが違うことになってしまっています。 どうも、営業マンの説明がちゃんと伝わっていなくて、 契約書には営業マンの思っている工事になっているのに、 お客さんはもっと工事範囲が大きいと思い込んでしまっています。 このままいくと、お客さんにとって、営業マンは 言動が一致していないと思われてクレームになってしまいます。 確認してみると、お客さんの思っている工事をすると、 赤字になってしまうことが分りました。 そのことを上司に相談する前に私に相談してきたんです。 その判断は正しい。 私は、それぞれの関係者の「言動感」を読み取ることからスタートします。 そして、感をベースに 100%、50%、0%の結果を作り出します。 まずは、営業マンの 100%は、追加工事として料金をもらうことです。 0%は、料金をもらわず赤字で追加工事することです。 お客さんは、逆でタダで追加工事をしてもらうのが 100%、お金を払うのが 0%。 こうやってみると、感情の損得が真逆になるので答えはでません。

キャンセルを意識する
そこで、私は、0%より下の話を営業マンにしました。 「もし、お客さんが怒ってキャンセルになったらどうする?」 「そりゃ一番困る!0%どころか-100%だよ」 では、その営業マンにとっての-100%は、お客さんにとっては、



100%以上なのか? 違います。 決して感情が良いになる結果ではありません。 これは、誰にとっても避けた方が良い結果です。 そこで、その最悪の結果の話を営業マンの上司にさせました。 そして、最大限の譲歩レベルを引き出させます。 結果は、「赤字にならなければ、値引きしてもいい」という言葉を引き下します。 今度は、工事部です。 工事部が上げてきた追加工事の金額を見直してもらいます。 この時も最悪な結果を話してから、頼むと最初の金額より20%ダウンになりました。 結局、お客さんの言うとおりにしても、赤字は避けられます。 その状況を持って、自信を持ってお客さんと交渉をします。 結果を言うと、最初の見積りより半額にすることで、 お客さんが納得してくれました。 ちゃんと工事範囲をつたえていなかったことをお詫びして、 これからの教訓にする話をしたりして、 お客さんも喜んで条件を飲んでもらいました。

なぜお客さんは条件を受け入れたのか?
誰もが望まない結果を言葉にすることで、 実は、それ以外の結果を引き出すことはできるんです。 これは、基本の精神操作術を使っています。



交渉をしようとした時、精神的に上位に立つことが必要です。 まず、交渉相手と共有できる最悪な状況を説明することで、 「大変な状況になった」という感情にして、 交渉者に感情を合わさせます。 それにより、精神操作が可能になり、 最悪の結果を避けるための条件を引き出せます。 これが交渉力と精神操作の関係です。 交渉力がある人って、どこの世界にでもいます。 精神操作の基本を知っていれば、 交渉力がある程度はある人になれます。 これが恋愛の世界なら・・・ 普通に恋愛チャンスが訪れる人ですね。

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藍井エイル LiSA
最終更新:2015年06月22日 14:30