《デアリング・ファイター》

効果モンスター
星3/炎属性/戦士族/攻1450 /守1150 
このカードが相手モンスターを攻撃する時その相手モンスターの攻撃力は半減する。
このカードが相手モンスターに攻撃される時このカードの攻撃力は半減する。


終日遊嬉オリジナルのデメリットアタッカー。OCGの《スチームロイド》と似た永続効果を持つ。

戦士族であるため、《増援》《戦士の生還》のような戦士族サポートを受けられる。
自分が攻撃する場合は攻撃力2900となり、優秀なアタッカーとして機能する。
また、星3であるためロックを抜け、相手ターンに身を守ることができる点も好印象。
戦士族の使い捨ての除去カードとしては《ならず者傭兵部隊》も存在するが、
これだけの条件が揃っていればどちらが使いやすいということもないだろう。

意外なことに炎属性(といっては炎属性に失礼かもしれないが)。
攻撃力がギリギリ1500以下であるためデメリットアタッカーでありながらサーチが容易である。
《クリッター》でサーチできる点は言わずもがな。他のリクルーターよりサポート的な意味で
厄介なイメージがしない《UFOタートル》からこのモンスターが出されると、
相手にとってはちょっとしたサプライズになるだろう。

反面相手ターンには《クリッター》を相手にしてすら戦闘破壊は免れない。
《収縮》のようなカードを使っても攻撃力725のモンスターを守るのは厳しい。
ロックカードで守れるか不安が残るし、戦士族で固めたデッキとロックカードとの相性はよくない。
使い捨てでない限り必然的にこのカードを守る必要があるのは難点。

攻撃力2900で気軽に攻撃できるデメリットアタッカー、と受け取ればOCGでは
ややオーバースペックに当てはまるだろう。
しかし、最近の終日では攻撃力3000の特殊召喚型ブランクカードが使われたり、
《リバイバルスライム》のような戦闘破壊耐性モンスターが異常なほどに流行ったりしている
ので、このカードの活躍は難しいだろう。

《ゴブリン突撃部隊》《電動刃虫》のようなデメリットアタッカーのスペックを
(役割は違うにせよ)凌駕しているとはいえ、直接攻撃時は効果が発動されず、大幅にライフを
奪う目的では使用できない点、基本的に自分ターンのみ活躍する使い捨てである点を見れば、
無闇なパワーカードとなっていない意味で比較的バランスの取れたオリジナルカードといえる。

ちなみに、昔は《左利きの剣士》という名称だった。「デアリング(daring)」というのは
大胆な・勇気のある・無鉄砲なといった意味。良い意味でも悪い意味でも用いられる単語で、
相手ターンを省みないその特性はネーミングと一致している。
ちなみに《左利きの剣士》の時は「相手は左利きの攻撃に対応できない!」というような演出が入っていた。





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最終更新:2009年04月04日 16:56