1959年大阪市生まれ。同志社大学在学中より推理小説研究会に所属し、創作などで活躍。
綾辻行人に続きデビューし、新本格の旗手として認められる。また、エラリークイーンに傾倒し自らの作風も緻密な論理的構成に基づくものが多く、「平成のクイーン」とも呼ばれる。
その作品には二つのメインシリーズが存在する。ひとつは、英都大学推理小説研究会(EMC)部長の「江神二郎」と、ワトソン役として作者と同姓同名の後輩、「有栖川有栖」のコンビが活躍する「学生アリス」シリーズであり、もうひとつは英都大学社会学部助教授である「火村英生」とワトソン役であるこれまた作者と同姓同名の推理作家「有栖川有栖」のコンビが活躍する「作家アリス」シリーズである。ちなみに火村英生は実際の事件捜査にフィールドワークとして加わっていく研究スタイルから、パートナーである有栖川有栖によって、臨床犯罪学者と呼ばれている。
また、「作家アリスシリーズ」中には、エラリークイーンの国名シリーズのひそみに倣った「国名シリーズ」と呼ばれるシリーズも含まれる。
もちろんこの二大シリーズ以外の作品も多数発表している。