養羊 - 詩歌藩国 @ wiki

部品構造 花陵ふみ

• 大部品: 養羊　RD:12　評価値:6
  • 部品: 家畜化した目的
  • 大部品: 羊　RD:4　評価値:3
    • 部品: 品種
    • 部品: 体の特徴
    • 部品: 生態
    • 部品: 幅広い用途
  • 大部品: めん羊牧場　RD:5　評価値:3
    • 部品: 放牧
    • 部品: 畜舎
    • 部品: 飼料
    • 部品: 健康管理
    • 部品: 死亡した家畜の取り扱い
  • 大部品: 牧羊犬　RD:2　評価値:1
    • 部品: 牧羊犬が担う役割
    • 部品: 人との連携

部品定義

部品: 家畜化した目的

羊は家畜化されて永い歴史を持つため、衣食住に深く関わりを持ってきた動物だ。様々に改良され、１０００種以上の品種が作り出された。
家畜化した最初の目的は脂肪と毛、次に肉・乳・皮の利用であった。今日でも、乾燥と酷寒の地域では尾や臀部に脂肪を蓄える品種が重視しされている。

部品: 品種

大まかに、毛用種・肉用種・毛肉兼用種・毛皮種に分けられる。代表的な原種として、アルガリやムフロンなどがいる。
アルガリは野生の大型な羊。体高１２０㎝、体重１００から１８０キロになる。毛は褐色から赤褐色、角は渦巻き状で長いのが特徴。アジアの高山地帯に分布する。
ムフロンは野生の小型の羊。体長１１０㎝から１４５㎝ほど、体重は２５から９０キロくらいである。毛色は赤色から赤褐色、赤黄色など。生息地は、海岸から標高５０００メートル以上の山地や断崖など様々である。

部品: 体の特徴

毛：品種によって違うが、少し縮れた羊毛を持つものが多い。毛色は、白・淡色・黒・褐色（赤茶色）など様々あり、基本的には単色だが中には模様のある羊もいる。
角：すべての品種にあるわけではなく、全くない品種もいれば複数の角を持っていたり湾曲している品種もいる。
口：犬歯はなくて平らな前歯は下しか生えておらず、固い上あごと下歯で草を噛む。上唇に特徴があり左右に分かれている。
蹄：偶蹄類といって爪が二つに分かれている。

部品: 生態

羊の生態は大きく分けて「群れ・臆病・広い視野」の特徴がある。
群れ：羊は非常に群れたがる性質をもち、群れから引き離されると強いストレスを受ける。また、先導者に従う傾向がとても強い。
臆病：危険があるとすぐにパニックを起こして逃げ出そうとする。群れの中の一頭がパニックに陥るとほかの羊も一斉に逃げ出すので、広い牧場などでも群れの管理は大変である。
広い視野：広い視野は離れた目と横長の瞳孔によるもので、真後ろ以外ほとんど見渡すことができる。

部品: 幅広い用途

羊は幅広い用途があり、ほとんど余すことなく利用されている。
羊毛は寝具・絨毯・衣類、肉は様々な肉料理、毛脂は医薬品および化粧品や石鹸、皮はバックや敷物や打楽器、乳はチーズやヨーグルト、腸はソーセージの皮、角は印鑑やボタン、骨は飼肥料や薬品、糞は肥料にと例をあげていくとよくわかるだろう。
変わったものでは、山羊や羊の蹄を束ねて鈴のようにしたチャフキャスというリズム楽器もある。

部品: 放牧

牧場・牧野に放って放し飼いにして、自由に青草を食べさせる飼育法をいう。家畜は、新鮮な空気・日光・牧草と十分な運動で、均整のとれた体躯と抵抗力を養う効果がある。
反面、放牧管理を行うためには適度な広さの草地と十分な草が必要だ。
羊は短い草を好み伸びすぎた草は食べないため、よい条件で羊に草を食べさせるには、放牧地を適当な大きさに区切って草の状態を見ながら放牧地を移動させる必要もある。

部品: 畜舎

家畜を飼養する建築物のこと。家畜管理の能率化と自然の気象から家畜を保護する。
主に、羊が冬の期間を過ごす場所として使用するが、分娩や哺育等の最も重要な時期も畜舎で過ごす。
敷料交換、畜舎内清掃・修理、消毒などの管理を十分におこなうこと。水は、一日一回取り替えて新鮮な状態にしておく。冬場前に畜舎を掃除し消毒をする時は、良く乾いた床、腰板に、スコップ等で消石灰の散布をすると比較的簡単に行える。

部品: 飼料

主に、粗飼料と濃厚飼料に分けられる。特に粗飼料は羊を健康に管理する上で重要な飼料となる。羊の場合、夏は可能な範囲で放牧、冬は乾牧草およびサイレージ給与で育てることが多い。
粗飼料：草そのものや草からつくられたエサのことで、生草、サイレージ、乾草に区分できる。
濃厚飼料：粗飼料に比べて、デンプンやタンパク質含量が高い。一般的には、トウモロコシ・大豆や大豆粕・ぬか・綿実などを混ぜ合わせた混合飼料を作る。

部品: 健康管理

まず健康に飼うための基本は、適切な飼料を給与すること。次に、乾燥した環境で飼うことだ。獣医による指導や定期検診も行いたい。
羊の病気については、反芻家畜であるウシと共通のものが多い。しかし、牛より多数で飼育されることで伝染病による被害がおこりやすい。発生しやすい病気に備えて衛生管理を行うこと。例えば、剪締・脚浴・薬浴・駆虫・消毒などを必要に応じて実施することで多くは予防できる。消毒は、地表がムラなく白くなる程度の地面への消石灰の散布が口蹄疫の予防に有効だ。
また、内・外寄生虫病による貧血、下痢、衰弱死も気を付ける。寄生虫には駆除薬を適切に使い対応するとよいだろう。

部品: 死亡した家畜の取り扱い

死亡した獣畜の取り扱いは、衛生上必要な措置としてとても重要だ。
獣畜が放置されれば、臭気や昆虫の発生により著しく不衛生な状態となり伝染病やその他の病気の元となる。
政府の許可を得た、死亡した獣畜を専門に解体し、埋却し、又は焼却する施設又は区域（死亡獣畜取扱場）にてすみやかに処理すること。

部品: 牧羊犬が担う役割

牧羊犬は、牧場で放牧している家畜の群れの誘導や見張りを担う。家畜を盗難や捕食動物から守り、人を助けてくれる頼もしいパートナーだ。

部品: 人との連携

訓練された牧羊犬はある程度自分で判断して羊たちを追うのだが、人が羊の性質や群れの動き方などを理解していなければ的確な指示は出せないだろう。人と犬が信頼関係を構築しきちんと連携してこそ、牧羊犬も的確に動き仕事をこなすことができるのだ。
日頃からの訓練と世話により、人と犬とのコンビネーションを地道に築くことも必要である。

提出書式

 大部品: 養羊　RD:12　評価値:6
 -部品: 家畜化した目的
 -大部品: 羊　RD:4　評価値:3
 --部品: 品種
 --部品: 体の特徴
 --部品: 生態
 --部品: 幅広い用途
 -大部品: めん羊牧場　RD:5　評価値:3
 --部品: 放牧
 --部品: 畜舎
 --部品: 飼料
 --部品: 健康管理
 --部品: 死亡した家畜の取り扱い
 -大部品: 牧羊犬　RD:2　評価値:1
 --部品: 牧羊犬が担う役割
 --部品: 人との連携
 
 
 部品: 家畜化した目的
 羊は家畜化されて永い歴史を持つため、衣食住に深く関わりを持ってきた動物だ。様々に改良され、１０００種以上の品種が作り出された。
 家畜化した最初の目的は脂肪と毛、次に肉・乳・皮の利用であった。今日でも、乾燥と酷寒の地域では尾や臀部に脂肪を蓄える品種が重視しされている。
 
 
 部品: 品種
 大まかに、毛用種・肉用種・毛肉兼用種・毛皮種に分けられる。代表的な原種として、アルガリやムフロンなどがいる。
 アルガリは野生の大型な羊。体高１２０㎝、体重１００から１８０キロになる。毛は褐色から赤褐色、角は渦巻き状で長いのが特徴。アジアの高山地帯に分布する。
 ムフロンは野生の小型の羊。体長１１０㎝から１４５㎝ほど、体重は２５から９０キロくらいである。毛色は赤色から赤褐色、赤黄色など。生息地は、海岸から標高５０００メートル以上の山地や断崖など様々である。
 
 
 部品: 体の特徴
 毛：品種によって違うが、少し縮れた羊毛を持つものが多い。毛色は、白・淡色・黒・褐色（赤茶色）など様々あり、基本的には単色だが中には模様のある羊もいる。
 角：すべての品種にあるわけではなく、全くない品種もいれば複数の角を持っていたり湾曲している品種もいる。
 口：犬歯はなくて平らな前歯は下しか生えておらず、固い上あごと下歯で草を噛む。上唇に特徴があり左右に分かれている。
 蹄：偶蹄類といって爪が二つに分かれている。
 
 
 部品: 生態
 羊の生態は大きく分けて「群れ・臆病・広い視野」の特徴がある。
 群れ：羊は非常に群れたがる性質をもち、群れから引き離されると強いストレスを受ける。また、先導者に従う傾向がとても強い。
 臆病：危険があるとすぐにパニックを起こして逃げ出そうとする。群れの中の一頭がパニックに陥るとほかの羊も一斉に逃げ出すので、広い牧場などでも群れの管理は大変である。
 広い視野：広い視野は離れた目と横長の瞳孔によるもので、真後ろ以外ほとんど見渡すことができる。
 
 
 部品: 幅広い用途
 羊は幅広い用途があり、ほとんど余すことなく利用されている。
 羊毛は寝具・絨毯・衣類、肉は様々な肉料理、毛脂は医薬品および化粧品や石鹸、皮はバックや敷物や打楽器、乳はチーズやヨーグルト、腸はソーセージの皮、角は印鑑やボタン、骨は飼肥料や薬品、糞は肥料にと例をあげていくとよくわかるだろう。
 変わったものでは、山羊や羊の蹄を束ねて鈴のようにしたチャフキャスというリズム楽器もある。 
 　 　
 
 部品: 放牧
 牧場・牧野に放って放し飼いにして、自由に青草を食べさせる飼育法をいう。家畜は、新鮮な空気・日光・牧草と十分な運動で、均整のとれた体躯と抵抗力を養う効果がある。
 反面、放牧管理を行うためには適度な広さの草地と十分な草が必要だ。
 羊は短い草を好み伸びすぎた草は食べないため、よい条件で羊に草を食べさせるには、放牧地を適当な大きさに区切って草の状態を見ながら放牧地を移動させる必要もある。
 
 
 部品: 畜舎
 家畜を飼養する建築物のこと。家畜管理の能率化と自然の気象から家畜を保護する。
 主に、羊が冬の期間を過ごす場所として使用するが、分娩や哺育等の最も重要な時期も畜舎で過ごす。
 敷料交換、畜舎内清掃・修理、消毒などの管理を十分におこなうこと。水は、一日一回取り替えて新鮮な状態にしておく。冬場前に畜舎を掃除し消毒をする時は、良く乾いた床、腰板に、スコップ等で消石灰の散布をすると比較的簡単に行える。
  　
 
 部品: 飼料
 主に、粗飼料と濃厚飼料に分けられる。特に粗飼料は羊を健康に管理する上で重要な飼料となる。羊の場合、夏は可能な範囲で放牧、冬は乾牧草およびサイレージ給与で育てることが多い。
 粗飼料：草そのものや草からつくられたエサのことで、生草、サイレージ、乾草に区分できる。
 濃厚飼料：粗飼料に比べて、デンプンやタンパク質含量が高い。一般的には、トウモロコシ・大豆や大豆粕・ぬか・綿実などを混ぜ合わせた混合飼料を作る。
 
 
 部品: 健康管理
 まず健康に飼うための基本は、適切な飼料を給与すること。次に、乾燥した環境で飼うことだ。獣医による指導や定期検診も行いたい。
 羊の病気については、反芻家畜であるウシと共通のものが多い。しかし、牛より多数で飼育されることで伝染病による被害がおこりやすい。発生しやすい病気に備えて衛生管理を行うこと。例えば、剪締・脚浴・薬浴・駆虫・消毒などを必要に応じて実施することで多くは予防できる。消毒は、地表がムラなく白くなる程度の地面への消石灰の散布が口蹄疫の予防に有効だ。
 また、内・外寄生虫病による貧血、下痢、衰弱死も気を付ける。寄生虫には駆除薬を適切に使い対応するとよいだろう。
 
 
 部品: 死亡した家畜の取り扱い
 死亡した獣畜の取り扱いは、衛生上必要な措置としてとても重要だ。
 獣畜が放置されれば、臭気や昆虫の発生により著しく不衛生な状態となり伝染病やその他の病気の元となる。
 政府の許可を得た、死亡した獣畜を専門に解体し、埋却し、又は焼却する施設又は区域（死亡獣畜取扱場）にてすみやかに処理すること。
 
 
 部品: 牧羊犬が担う役割
 牧羊犬は、牧場で放牧している家畜の群れの誘導や見張りを担う。家畜を盗難や捕食動物から守り、人を助けてくれる頼もしいパートナーだ。
 
 
 部品: 人との連携
 訓練された牧羊犬はある程度自分で判断して羊たちを追うのだが、人が羊の性質や群れの動き方などを理解していなければ的確な指示は出せないだろう。人と犬が信頼関係を構築しきちんと連携してこそ、牧羊犬も的確に動き仕事をこなすことができるのだ。
 日頃からの訓練と世話により、人と犬とのコンビネーションを地道に築くことも必要である。
 
 
 
 

インポート用定義データ

 [
   {
     "title": "養羊",
     "children": [
       {
         "title": "家畜化した目的",
         "description": "羊は家畜化されて永い歴史を持つため、衣食住に深く関わりを持ってきた動物だ。様々に改良され、１０００種以上の品種が作り出された。\n家畜化した最初の目的は脂肪と毛、次に肉・乳・皮の利用であった。今日でも、乾燥と酷寒の地域では尾や臀部に脂肪を蓄える品種が重視しされている。\n",
         "part_type": "part"
       },
       {
         "title": "羊",
         "children": [
           {
             "title": "品種",
             "description": "大まかに、毛用種・肉用種・毛肉兼用種・毛皮種に分けられる。代表的な原種として、アルガリやムフロンなどがいる。\nアルガリは野生の大型な羊。体高１２０㎝、体重１００から１８０キロになる。毛は褐色から赤褐色、角は渦巻き状で長いのが特徴。アジアの高山地帯に分布する。\nムフロンは野生の小型の羊。体長１１０㎝から１４５㎝ほど、体重は２５から９０キロくらいである。毛色は赤色から赤褐色、赤黄色など。生息地は、海岸から標高５０００メートル以上の山地や断崖など様々である。\n",
             "part_type": "part"
           },
           {
             "title": "体の特徴",
             "description": "毛：品種によって違うが、少し縮れた羊毛を持つものが多い。毛色は、白・淡色・黒・褐色（赤茶色）など様々あり、基本的には単色だが中には模様のある羊もいる。\n角：すべての品種にあるわけではなく、全くない品種もいれば複数の角を持っていたり湾曲している品種もいる。\n口：犬歯はなくて平らな前歯は下しか生えておらず、固い上あごと下歯で草を噛む。上唇に特徴があり左右に分かれている。\n蹄：偶蹄類といって爪が二つに分かれている。\n",
             "part_type": "part"
           },
           {
             "title": "生態",
             "description": "羊の生態は大きく分けて「群れ・臆病・広い視野」の特徴がある。\n群れ：羊は非常に群れたがる性質をもち、群れから引き離されると強いストレスを受ける。また、先導者に従う傾向がとても強い。\n臆病：危険があるとすぐにパニックを起こして逃げ出そうとする。群れの中の一頭がパニックに陥るとほかの羊も一斉に逃げ出すので、広い牧場などでも群れの管理は大変である。\n広い視野：広い視野は離れた目と横長の瞳孔によるもので、真後ろ以外ほとんど見渡すことができる。\n",
             "part_type": "part"
           },
           {
             "title": "幅広い用途",
             "description": "羊は幅広い用途があり、ほとんど余すことなく利用されている。\n羊毛は寝具・絨毯・衣類、肉は様々な肉料理、毛脂は医薬品および化粧品や石鹸、皮はバックや敷物や打楽器、乳はチーズやヨーグルト、腸はソーセージの皮、角は印鑑やボタン、骨は飼肥料や薬品、糞は肥料にと例をあげていくとよくわかるだろう。\n変わったものでは、山羊や羊の蹄を束ねて鈴のようにしたチャフキャスというリズム楽器もある。 \n　 　",
             "part_type": "part"
           }
         ],
         "expanded": true,
         "part_type": "group"
       },
       {
         "title": "めん羊牧場",
         "children": [
           {
             "title": "放牧",
             "description": "牧場・牧野に放って放し飼いにして、自由に青草を食べさせる飼育法をいう。家畜は、新鮮な空気・日光・牧草と十分な運動で、均整のとれた体躯と抵抗力を養う効果がある。\n反面、放牧管理を行うためには適度な広さの草地と十分な草が必要だ。\n羊は短い草を好み伸びすぎた草は食べないため、よい条件で羊に草を食べさせるには、放牧地を適当な大きさに区切って草の状態を見ながら放牧地を移動させる必要もある。\n",
             "part_type": "part"
           },
           {
             "title": "畜舎",
             "description": "家畜を飼養する建築物のこと。家畜管理の能率化と自然の気象から家畜を保護する。\n主に、羊が冬の期間を過ごす場所として使用するが、分娩や哺育等の最も重要な時期も畜舎で過ごす。\n敷料交換、畜舎内清掃・修理、消毒などの管理を十分におこなうこと。水は、一日一回取り替えて新鮮な状態にしておく。冬場前に畜舎を掃除し消毒をする時は、良く乾いた床、腰板に、スコップ等で消石灰の散布をすると比較的簡単に行える。\n 　",
             "part_type": "part"
           },
           {
             "title": "飼料",
             "description": "主に、粗飼料と濃厚飼料に分けられる。特に粗飼料は羊を健康に管理する上で重要な飼料となる。羊の場合、夏は可能な範囲で放牧、冬は乾牧草およびサイレージ給与で育てることが多い。\n粗飼料：草そのものや草からつくられたエサのことで、生草、サイレージ、乾草に区分できる。\n濃厚飼料：粗飼料に比べて、デンプンやタンパク質含量が高い。一般的には、トウモロコシ・大豆や大豆粕・ぬか・綿実などを混ぜ合わせた混合飼料を作る。\n",
             "part_type": "part"
           },
           {
             "title": "健康管理",
             "description": "まず健康に飼うための基本は、適切な飼料を給与すること。次に、乾燥した環境で飼うことだ。獣医による指導や定期検診も行いたい。\n羊の病気については、反芻家畜であるウシと共通のものが多い。しかし、牛より多数で飼育されることで伝染病による被害がおこりやすい。発生しやすい病気に備えて衛生管理を行うこと。例えば、剪締・脚浴・薬浴・駆虫・消毒などを必要に応じて実施することで多くは予防できる。消毒は、地表がムラなく白くなる程度の地面への消石灰の散布が口蹄疫の予防に有効だ。\nまた、内・外寄生虫病による貧血、下痢、衰弱死も気を付ける。寄生虫には駆除薬を適切に使い対応するとよいだろう。\n",
             "expanded": true,
             "part_type": "part"
           },
           {
             "title": "死亡した家畜の取り扱い",
             "description": "死亡した獣畜の取り扱いは、衛生上必要な措置としてとても重要だ。\n獣畜が放置されれば、臭気や昆虫の発生により著しく不衛生な状態となり伝染病やその他の病気の元となる。\n政府の許可を得た、死亡した獣畜を専門に解体し、埋却し、又は焼却する施設又は区域（死亡獣畜取扱場）にてすみやかに処理すること。\n",
             "part_type": "part"
           }
         ],
         "expanded": true,
         "part_type": "group"
       },
       {
         "title": "牧羊犬",
         "part_type": "group",
         "children": [
           {
             "title": "牧羊犬が担う役割",
             "description": "牧羊犬は、牧場で放牧している家畜の群れの誘導や見張りを担う。家畜を盗難や捕食動物から守り、人を助けてくれる頼もしいパートナーだ。\n",
             "part_type": "part",
             "expanded": true
           },
           {
             "title": "人との連携",
             "description": "訓練された牧羊犬はある程度自分で判断して羊たちを追うのだが、人が羊の性質や群れの動き方などを理解していなければ的確な指示は出せないだろう。人と犬が信頼関係を構築しきちんと連携してこそ、牧羊犬も的確に動き仕事をこなすことができるのだ。\n日頃からの訓練と世話により、人と犬とのコンビネーションを地道に築くことも必要である。\n\n",
             "part_type": "part"
           }
         ],
         "expanded": true
       }
     ],
     "expanded": true,
     "part_type": "group"
   }
 ]