内向感覚 (Si)

内向感覚は、認知機能。自分の知覚を認知する機能。それに意味や価値を加えるのは判断機能。

心理機能の比較

認知機能

機能 説明
内向感覚 (Si) 知覚。知覚を通じて認知する。短期記憶に記憶される
外向感覚 (Se) 五感。五感を通じて認知する。五感への刺激を求める
外向直観 (Ne) 想起。長期記憶を通じて認知、想起する。可能性を広げる
内向直観 (Ni) 抽象。複数の事柄に共通するイメージを想像する。イメージを収束させる

判断機能

機能 説明
外向感情 (Fe) 相対。他者の表情や仕草などから、相対的に他者の気持ちを判断する
外向思考 (Te) 合理。外部のルールや基準から、合理にかなうように物事を判断する
内向感情 (Fi) 好悪。自身の感情の揺れから、好悪を判断する
内向思考 (Ti) 論理。自分なりの考えを、物事に当てはめて判断する

内向感覚 (Si)の使い方

第一機能 あらゆる物事に身体的な居心地のよさを求める
第二機能 第一機能で判断した、合理性、間主観性の維持に努める
第三機能 自分の身体的な居心地よさを求める
第四機能 その場に留まる
三大欲求の認知や、自身の体調の変化を捉える。周辺環境や他者の変化を捉えることにも使われる。それらは短期記憶に刻まれる。
自分はこういう人間だという、セルフイメージに繋がる。
身体機能の制動などにも発揮され、手先の器用さや瞬発力に現れる。
習慣や慣習、時間感覚、共感覚などにも使われ、社会や共同体の維持に用いられる。

第一機能

与えられた環境を維持し続ける。自制的で、発想の飛躍、急激な環境変化を恐れる。
非効率的な習慣、慣習を繰り返すことに堪える。日々の繰り返し、勉強の暗記、スポーツのトレーニングなど、継続することに長ける。Ni による方向性、長期ビジョンがないため、現状を変える発想に至らない。常に抑制的で、従順。
第二機能 (Fe) 受け身で共同体との関わりを維持する。誰かにとっての都合のいい存在になりがち。
第二機能 (Te) 与えられた環境の、合理的な維持、管理をする。明文化されたルールに従い、履行することに長ける。

第二機能

すでにある環境を、能動的に維持する。
第一機能 (Fe) 共同体に能動的に関わる。些細なことでも喋り合い、共通の価値観を確認し合う。マナーを求め合い、躾のために叱りつけるなどする。少しでも維持を怠れば、同調圧力か、共同体に入れないなどの仲間外れに合う。
第一機能 (Te) 組織のルールが優先される。すでにある組織を能動的に維持、管理する。上司と部下の板挟みに喘ぐ。

第三機能

環境の維持、管理までは意識が向かず、自分の心地よさに向かう。

第四機能

その場に留まる程度の維持に向かう。
最終更新:2025年04月13日 18:23