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夢のドリームマッチ ◆oub/vvrBRg




杉村弘樹は、一般中学生だ。
だが、漫画版バトル・ロワイアルにおいて彼は終盤のシーンで巨大な竜巻を発生させている。
もちろん、設定上では中国拳法の達人というレベルの設定しかないのだが、発生してしまったものは仕方がない。
通称バギクロスなんてド○ゴンクエスト風味に揶揄されているくらいだ。
中国拳法ってスゲーな、やっぱクソだわ。
ユ○とかチュ○リーとか牙○とかクソキャラばっかだしな。
ともかく、製作に当たって漫画版からヒントを得た開発陣の一人がこうつぶやいた。

「これ、スクリューアッパーじゃね?」

その一言からあれよあれよと意見がまとまり、杉村弘樹の基本的な格闘術のベースとなるキャラクターが一瞬で決まってしまった。
SNKの大人気格闘ゲーム、餓狼伝説のアイドル……いや、SNKのアイドルこと「ジョー・ヒガシ」だ。
スクリューアッパーがあるんだからハリケーンアッパーもある。
だったらこれもこれもと次々に技が追加され、あっという間にジョー・ヒガシのパロディキャラとなった。
開発陣からすれば「元ネタに気がついてニヤリとしてもらえれば」程度の話だったのだが。

ともかく、SNKvsSammyがここに実現した。



『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』



ラウンド1、先に仕掛けたのはQMZ。
大胆にも低空ダッシュによる接近を試みる。
様子見を選択していた相手に対しJDで飛び込んでいく。
これに対し杉村はハリケーンアッパーを放つ。
そう、ハリケーンアッパー。しかもこのハリケーンアッパーは只のハリケーンアッパーではない。
暴走庵対策としても有名な発生も早く隙が少ない、歴代最強とも名高いKOF'97ベースのハリケーンアッパーだ。
このハリケーンアッパーがなぜ暴走庵対策になるのかというと、ようするに暴走庵はこれを飛び越えられないからだ。
しかも前半をガードしても不利はおおよそ2Fほどのキチガイ性能である。
とまあ、低空ダッシュを幸先良くハリケーンアッパーでつぶした杉村がラインを上げていく。
ガードさせてもそこまで不利のない弱黄金のカカトでプレッシャーとともにQMZに近づく。
ここでQMZはあえて前に進み、黄金のカカトをオーラガードすることでノックバックを増やしていく。
間合いを取ったQMZはすかさずガソリンを撒いていく。
移動速度の下がった杉村に対し、QMZはブーストゲージを惜しみもなく使い2B>グレの崩しからペースを握っていく。
状況重視コンから起き攻めで露骨にジャンプを匂わせながら、すかし下段の2Bを差し込んでいく。
そのまま近D>バニから☆重視コンを選択し、超ガソリンでフィニッシュ。

ラウンド2、開幕の読みあいに勝ったのは杉村。
開幕の置き2Bがうまく噛み合い、先手を取ることに成功した。
ここで、アークシステムワークスのAIが光る。
KOF’95において超絶難易度とされている爆裂キャンセル(詳しくは検索してね)を駆使したコンボというものがある。
まあ、要するに死ぬんだけど人力じゃ無理なんだよね。でもCPUだから余裕だね。
2B連打キャンセルから近B、さらに近Bをキャンセルし爆裂空キャン、そして近D空キャン屈C空キャンという人間には到底出来ないコンボでQMZの体力を奪っていく。
ちなみにKOF'95勢の一部はこれが結構出来るらしい、こえーわ。
せいっ、せいっ、せいっと威勢のいい声とともにラウンド2を一瞬でもぎ取った。

だが、ここで欠点があった。
QMZは状況を重視した立ち回りに対し、杉村のAIは最大火力重視で作られていた、殆ど即死だけど。
ラウンド3が始まるにあたり、七星ゲージがマックスのQMZに対し、死兆星寸前の杉村。
そしてQMZは1ラウンド目のブーストゲージとオーラゲージをたっぷり残している。

そう、北斗の拳ではラウンドを取ることが全てではない。

次のラウンドに向けてのゲージ調整も、勝敗を大きく左右する。

ラウンド3。
開幕の行動を通したのは――――――――



「どうだ、悔しいかァ~~!!」



QMZだった。

燃え上がる炎、表示されるFATAL K.O.

ゆっくりと、杉村は黒焦げの死体になった。

杉村の敗因はただ一つ。
開発があまりにもSNKベースで作ったせいで、星が取れる技が存在しなかったことだ。
2B刺さったら死ぬコンボがあっても、システムに順応できなければ死ぬ。
それは格ゲーでは当たり前のことだ。

【杉村弘樹@バトルロワイアル 死亡】

【H-6/一日目 深夜】
【QMZ@AC北斗の拳】
[状態]:1ラウンド落としたけど七星は満タン
[装備]:不明
[道具]:不明
[思考・状況]優勝する


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最終更新:2013年01月21日 20:17