~喜緑さんとアスカさん?~
最近アスカさんが皆を避けている。
私はその理由を知る為にアスカさんを捜しに訓練室へ向かいました。
そこからこの物語は始まります……。
喜緑「あら、誰も居ませ…、」
朝倉「はい、そこまで。」
喜緑さんが喋ろうとした直後、朝倉涼子が現れ話を遮る。
朝倉「ねぇ喜緑さん。
幾等貴方でも自分の名前をタイトルにするなんて、少しやり過ぎって私は思うのね。
それにシン君の訓練は午前中までだから、今此処には私と喜緑さん以外誰もいないわよ?」
そう言いながら喜緑さんに近付いて行く朝倉。
その朝倉に対し喜緑さんは、
喜緑「……あら、誰かと思えば、
元メインヒロインの朝倉さんじゃないですか。
実はですね、今回のアスカさんの件なんですが、
調べてみた所、理由は貴方にあると私は思うんです。」
そう言いながら、何の恐怖も感じていない様に朝倉に微笑み彼女の前に立つ。
朝倉「……元メインヒロイン?
喜緑さん、それはどう言う意味かしら?
私はそんな話を聞いた覚えは無いわよ?
それに何故シン君が皆を避ける理由が私なのかしら?」
もし周りに人が居たならば、間違いなく逃げ出す程の黒いオーラを放つ朝倉。
そんな彼女を前に喜緑さんは只微笑み、話を続ける。
喜緑「最近の作品を見て私は思いました。
何故出番が減っている朝倉さんが未だにメインヒロインなのか。(微笑)」
只淡々と喜緑さんは語る。
朝倉「……それが今回の一件と関係あるのかしら?喜緑さん。」
答えを求める朝倉の後ろから、
はやて「つまりはな、涼子ちゃんにメインヒロインとしての魅力が無くなった事が全ての原因なんや!
せやから、これからは[私]がメインヒロインになったる!
そうする事で、シンも戻って来る。
どや?ええ話やと思わへんか?」
何処からともなくはやてが現れ朝倉にとんでもない事を言って来た。
それに反応する間もなく、
なのは「そう言う事だよ涼子ちゃん。
……でも、はやてちゃんの話には少し勘違いがあるの。
だってこれからは、[なのはちゃんとシン君]ってタイトルになるんだよ?
魅力に関しては元々メインヒロインとしての土台(なのはシリーズ)があるから大丈夫。
そう言う事だから、これからは私とシンを応援してね。」
すると後ろから押し退けられるなのは。
フェイト「そうそう!
これからは[フェイトちゃんとシン君]を宜しくね。
そ・れ・に!魅力なら私には……ね?」
とフェイトは便乗しながらもしっかりと題名に自分の名前を入れている。
更には誇る様に自慢の胸を揺らして周りを見回わす。
それと同じくして何処からともなく人が集まり出した。
ティニー「でしたら、貴方達より主に近しい私とデス姉様二人をメインヒロインとして、
[デス+ティニーとシン]にすべきと判断します。
魅力なら私のロリペタ体系とデス姉様のグラビアバディがあれば!」
ティアナ「なのはさんにフェイトさん、流石にその歳でちゃん付けは痛いと思います。
ですから…、
わっ、私がメインヒロインになって私の魅力でシンを……[小声]、って!
恥ずかしくて言え無いわよ!(照)」
と一人妄想しているティアナの肩にポンと手が置かれる。
後ろを向き固まるティアナ。
そこには……、
なのは・フェイト「「ティアナ、頭冷やそうか?(ね?)」」
怒りに身を震わせるなのはさんとそれに便乗しているフェイトさんの姿があった。
ティアナ「いっ…、嫌ぁ――!」
叫び声をあげながらつれていかれるティアナ……、合掌。
そんな少女の儚い命が危機にも関わらず、
我関せずと自分をメインに持って行きたい女性達の醜くも美しい主張は続いていく。
アリシア「私ね、[アリシアちゃんとシン君]って良いと思う!」
プレシア「そうね、それが一番よ。
それにあなたの魅力なら彼もイチコロに違いないわ。」
鶴屋「いやいや~、ここは、[鶴屋さんとシン君]にすべきだね。
明るくてお姉さんなメインヒロインなら魅力的だと思うにょろ!」
アンリエッタ「それより[奴隷姫と御主人様]の方が……。(妖しい笑み)
それに魅力でしたら王女としての気品とこの清らかな身体があれば……!」
ヴィヴィオ「ヴィヴィオねえ~、[ヴィヴィオとシンパパ]がいい~!
……魅力?それっておいしいの?」
ギンガ「魅力でしたら、私が…、
空気「私はねぇ~、[シ…、
大空寺「そんなつまらない名前より、
[あゆ様と下僕]にするさ!
魅力?そんなん全身から溢れでてるわ、ボケが!」
水銀燈「[あゆを押し退け]そんなお馬鹿さんより、
私がメインヒロインの方が良いに決まっているわ~。
それに魅力なら私が負ける訳無いじゃない。」
……やっぱり、喋らせてもらえませんか(もらえないよ~!)……orz」」
今までの待遇からか、沢山の人達が自分が新しいメインヒロインだとばかりに自身の魅力などをアピールしている。
ある意味地獄絵図と化した場所から少し離れた場所で、
朝倉「……つまり、全て私に魅力が無くなったから、こんな事になったの?」
とようやく状況を把握した朝倉。
すると其処に、
シン「何だ何だ?皆して何やってるんだ!?」
そう言って、訓練室にシンがやって来た。
シンの姿を見た喜緑さんは全員に向かって、
喜緑「……皆さん!
これ以上言い争っても結論も出ませんし、
此処は一つ、誰が良いのかアスカさんに選んで決めてもらいませんか?」
と皆に意見を求めた。
全員「異議無し!×∞」
シン「あの……、状況が良く解らないんですけど……。」
~事情説明中~
シン「……つまり、俺が皆を避けてる原因がメインヒロインにあると考えて、
この騒ぎが起きて、それを終らせるには俺が誰かをメインヒロインに選べば解決するんですね?」
そう言って、考えるシン。
朝倉「シン君……。」
そのシンを不安そうに見ている朝倉。
そして、暫くしてシンは皆に向かって言った。
シン「俺は、今まで通り涼子がメインヒロインがいい。
……だから涼子、これからも宜しくな。」
その言葉に朝倉は、
朝倉「シンく~ん……!」
そう言いって、シンに抱きつく。
それに照れながらもそのままにしているシン。
シン「それにしても皆に迷惑かけちまったな、ごめん!
……実は俺、色々と悩んでたんだ。
だけどもう大丈夫だから皆、安心してくれ。」
皆「はい(うん)!」
と、此処で終われば感動話だが、
そうはいかないのが我らがシン・アスカ。
其処にもう一人の相棒デス子がやって来た事が始まりだった。
デス子「マスター!聞きましたよ!?
ここ最近楓さんの所で毎日、
「俺、少しでも平穏な1日を過ごす為に涼子達から逃げてるんだよ。
あいつらもこれで大人しくしてくれたら良いけどな。
まったく楓を見習ってほしいよ。楓がメインヒロインなら俺としては凄く助かるのにな……。」
と言いながら、楓の作った特別お弁当を一緒に食べてるそうじゃないですね……。
どうして私を誘ってくれなかったんですか?」
そのデス子の発言を聞き明らかに慌てるシン。
シン「[冷や汗流しながら]デス子それは……!」
ブチッ!×∞
朝倉「……シン君。」
髪で顔を隠しながら朝倉はシンの顔を見上げる。
シン「!!……りっ、涼…子、さ……ん。」
喜緑「つまり私達を避けていらしたのは、」
ティアナ「誰がメインヒロインとか、」
はやて「魅力がどうとかな~んも関係無いんやな?」
なのは「それに、さっき私達に嘘、言ってたね?」
フェイト「言ってたね?言ってたね。」
言い寄りつつも武器を構えて近づいて来る彼女達。
シン「それについては悪かった。
だから許してくれ!」
それに恐怖して少しでも離れようとするシン。
朝倉「うんそれ無理。
だって私、本当に貴方を許せないもの。[ナイフを取り出す]」
シン「ティニー、助けてくれ!」
ティニー「……主、乙女には乙女心と言う物があります。
主はそれを学ぶべきです。[ビームライフルを向ける]」
遂に壁に追い込まれるシン。
全員「最後に言う事は?×∞」
シン「……せめて手加減してくれ。」
朝倉「善処するわね。
……じゃ、
全員「死んで!×∞」
後にシンはこの時を、
「あの時程、死を覚悟した事は無かった。」と振り返る。
こうして今回の騒動は終わりを迎える。
朝倉「今回の一件で乙女心は繊細だって、
シン君も判ったかしら?
それじゃ皆、じゃあね。」
P.S.この後シンの訓練メニューに[乙女心勉強]が追加されたとか……。
最終更新:2009年09月11日 04:26