読書感想しりとりリレー2006@Wiki内検索 / 「「月に繭 地には果実」(福井晴敏)」で検索した結果
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「月に繭 地には果実」(福井晴敏)
月に繭地には果実―From called “∀”Gundam 福井晴敏と言えば、『亡国のイージス』で日本推理作家協会賞・日本冒険小説協会大賞・大藪春彦賞の3賞を受賞して一躍その名を世間に知らしめた。そしてその2年後、『亡国のイージス』の記憶冷めやらぬうちに、『終戦のローレライ』を発表すると、これも吉川英治文学賞新人賞・日本冒険小説協会大賞を受賞したことで彼の作家としての勢いはさらに増すことになる。 両作品の映画化や、それに伴う文庫の好セールス、自身のファンサイトの管理人を嫁にするなど、いろいろな意味で目を見張る氏の活躍は皆さんもご存知のことかと思う。 この作品は『亡国の~』と『終戦の~』の間に文庫3巻組で発表された作品を1冊にまとめてハードカバーで出版したものであり、富野信者としても有名(あと高村薫も好きらしいので、作中のアレはガチ)な筆者が(おおよ... -
走行履歴
...辻村深月) /橋立 「月に繭 地には果実」(福井晴敏) /ささき 「姑獲鳥の夏」(京極 夏彦)? /あちゃぞう 「宇宙船ビーグル号」(A・E・ヴァン・ヴォクト) /アンダー 「ブタの丸かじり」 (東海林 さだお) /なりた 「浪漫倶楽部 1」 (天野 こずえ) /本条 「重力ピエロ」 (伊坂 幸太郎) /竹田 「ナラタージュ」(島本理生) /マサトク 「砂の女」(安部公房) /if 「ダンス・ダンス・ダンス」(村上春樹) /若林 「スリーピング・マーダー」 (アガサ・クリスティ) /橋立 「チョコレートコスモス」 (恩田陸) /ささき 「なぜか同じ失敗を繰り返してしまう人たち」(芦原 睦)? /あちゃぞう 「闇から生まれた女」(F・ポール・ウィルソン) /アンダー 「緑の我が家」 (小野 不由美)? /和泉 「ルー=ガルー 忌避すべき狼」 (京極 夏彦) /なりた 「超々難問数理... -
「罪と罰」 (ドストエフスキー)
「月は東に日は西に」(わかつきめぐみ)でも取りあげて楽をしようかと最初は考えた。単純に「はにはに」なるエロゲはどこまでこの名作を意識していたのだろうか、とか小ネタもあるし、何より氏の漫画が好きだからだ。 だがしかし、せっかく「つ」でまわってきた訳だし、こんな機会でもないと再読する機会がないだろう、というわけで「罪と罰」と相成った。棚には1987年、第67刷という恐ろしく昔の岩波文庫版(翻訳者は中村白葉だ!)があったのでそれを素直に再読したのだが、価格は上中下で250,300,300円だわ、ドストエーフスキー表記だわ、「パス」という単語にかっこがきで注釈(しかもトランプではなくカルタを例に出していた)がついていたりと、まあ何だ、高々20年前の翻訳ものってこんなんだったんだなあ、と内容とは関係の無いところでも色々感慨があった。単純に当時中学生だった私が「何だろうなこれ」と思いつつ読んだ... -
2006年7月
8月7日(月) 【アンダー】 あれ、月をまたいだときは別に書いたほうがいいのかな。 そんな訳で、また豪快に遅れていますけど、出張中に何とかしたいです。申し訳ないです。 7月28日(金) 【アンダー】 明日と勘違いしていて遅くなりましたけど、あちゃぞうさんにお題のMAILを送りました。また難しいのを送っちゃった!と思ってよくよく考えたらそうでもないかな? >なりた様 今回も新刊ではないんですが、新刊に絡めて頑張って考えました………というのはちょいウソで、手伝ってもらっておりますけどね。 スティーヴン・ミルハウザーの感想は未だに「こうすればよかったか? いやそれとも?」と悩んでいた感想だったので本当に救われました。 7月27日(木) 【なりた】 アンダーさんは海外モノというしばりを設けてらっしゃるので、特に大変そう... -
「世界の中心で愛を叫んだけもの」 (ハーラン・エリスン)
世界の中心で愛を叫んだけもの (ハヤカワ文庫 SF エ 4-1) 皆様こんばんわ。 「読書感想しりとりリレー2006」も二順目に入りました。駅伝なら第一区、といった所で各走者様子を見て………と言いたい所ですが、皆さんの取り上げる本、感想に対して唸らずにはおれません。 さて前回は『キング・コング』で新レーススタートという事でいささか力が入りすぎ冗長になってしまったな、と思ったので今回は短くします。 「読書感想しりとりリレー2006」の中では唯一、海外小説を担当させていただいております。海外小説といってもどうしても英語圏が多くなってしまいますが、日本の作品にはない味わいを紹介して、たまにはそういうものも読んでみようかと思っていただければ幸いです。 乙一『暗いところで待ち合わせ』というタイトルで来たので、お題は「せ」。「それは解るけど、それでいいのか?」と取り上げるま... -
「鈍い球音」(天童真)
二階の自室だと空調が必要なくらい熱い季節になりました。単純に言えば七月に入った訳で、既に半分リレーを終えたことになります。過ぎ去る月日は早いものだなあ、と思いつつ今回の作品の検討経緯。一番目に目についたのは倉知淳の「日曜の夜は出たくない」、猫丸先輩シリーズ第一作なのですが、氏の作なら「星降り山荘……あ、絶対だめじゃん」ということで保留に。「人間失格」にするかな、と思いつつ自宅の本棚に見あたらないし買ってまで読み返したくないな、と思ったところに目に入ったのが「鈍い球音」。とりあえず同氏の代表作「大誘拐」には及ばないけれど十二分に面白いし、解説が倉知淳という偶然のバッティングも面白かったので採用決定。 いろいろ監督がらみで因縁のある「東京」と「毎日」の日本シリーズ直前に監督がトレードマークの髭をのこして行方不明になるところから事件は始まり、その調査を行うのはコーチの友人の新聞記者が引き... - @wiki全体から「「月に繭 地には果実」(福井晴敏)」で調べる