回転技の始まり
回転技を解説する上で重要なことが一つ。
それは、そもそも「回転をする」事が目的で回転技が生まれた訳ではないと
言うことである。
「
切り落とし」と呼ばれる技のもっとも重要なファクター、ガードキャンセル。
当初、落ち着けはこう考えていた。
ガードと言う行動にも、一瞬だが剣を構えて戻すまでの時間がある。
ならばその時間をさらに別の行動でキャンセルをし、切り落としに応用できないか、と。
もちろんだが、未だにそのような現象は見つかっていない。というか多分無理。
もしあっても大人しくガードの硬直が解けるまで待つほうが速い。
と、割と早い段階であきらめたのだが、この時の「ガード中に別の行動は出来ないか」
と言う発想が後々に回転技を生み出すこととなった。
ガード解除中の硬直。この硬直は一瞬であるとは言え、基本的に他の行動は行えなくなる。
だが、一つだけ可能な行動がある。
それは「視点の移動」だ。
考えてみれば単純なことではあるが、落ち着けにとってはそんな事はどうでも良かった。
「ガードの硬直中にも可能な視点の移動・・・。」
「これをどれだけ無駄に利用できるかだろうか・・・。」
この次点で落ち着けの思考回路に当初の「ガードキャンセルのキャンセル」と言う
発想は吹き飛んでいた。
そんなこんなで生まれたのが、ガード解除の硬直時間を利用した技
【回転技】なのであった・・。
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最終更新:2010年08月09日 20:42