2004年、アテネオリンピック。
そこには輝く6人の男がいた。
日本体操競技、男子団体総合の種目である。
約5分、6分という短さで自分たちの気持ちを体現し、その事だけに人生をかけてきたのである。
団体総合に出場できるのは6人。
その6人に選ばれようと何人もの選手が己を磨いてきた。
そして、6人の選手が選ばれる。
死に物狂いで体操に打ち込んできたにも関わらず、選ばれなかった選手も居ただろう。
しかし、その選手たちの想いも背負い、選ばれた選手は立つ。
その選ばれた6人に日本は期待を乗せ、アテネへと送り出した。
彼らはアテネという日本からかけ離れた国の舞台へと立ち、偉業を成し遂げたのである。
そう、念願の金メダルである。
それは見ていた各国皆が納得する体操であった。
そして、日本男子団体が金メダルを勝ち取った時、中継でNHK、刈屋富士雄アナウンサーは言った。
「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!」
この実況が人気を呼び、流行語大賞にまで選ばれたのである。
アテネオリンピックが終幕を迎えて早6年。
再びこの地、
Gunzであの感動を取り戻そうではないか。
そう、
切り落としは各々の気持ちを伝える方法なのだ。
13HITという制限の中で観衆を魅せるのだ。
そして、その舞台の中で切り上げの伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋なのだ!
最終更新:2011年01月06日 19:52