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日本の推理小説には奇書というものが存在している。
推理小説を読む者として、必ずそのうち行き当たるのではないでしょうか。
推理小説を読む者として、必ずそのうち行き当たるのではないでしょうか。
さて、その奇書というのは、古くから「三大奇書」と呼ばれるものが存在し、そして、ついに四番目のものも現れ、「四大奇書」と、定着しているようだ。そして今は五番目のものを決めようとする動きがあるようです。
さて、長々と前振りをしてきたが、その奇書たちとは・・・
三大奇書
『黒死館殺人事件』 小栗虫太郎
『ドグラ・マグラ』 夢野久作
『虚無への供物』 中井英夫
『ドグラ・マグラ』 夢野久作
『虚無への供物』 中井英夫
四番目
『匣の中の失楽』 竹本健治
五番目の動き(仮)
『夏と冬の奏鳴曲(ソナタ)』 麻耶雄嵩
『姑獲鳥の夏』 京極夏彦
『人狼城の恐怖』 二階堂黎人
『奇偶』 山口雅也
『暗黒館の殺人』 綾辻行人
etc.
『姑獲鳥の夏』 京極夏彦
『人狼城の恐怖』 二階堂黎人
『奇偶』 山口雅也
『暗黒館の殺人』 綾辻行人
etc.
さて、推理小説好きな自分は、やはりこの奇書たちに辿り着いた。以下、一個人の感想。(ウィキペディア参照)
『黒死館殺人事件』(未読)
本書全体の9割以上は、事件解決とは何ら関係しない神秘思想・占星術・異端神学・宗教学・物理学・医学・薬学・紋章学・心理学・犯罪学・暗号学など広範にわたる夥しい衒学趣味(ペダントリー)で彩られているらしい。
もはや、推理小説じゃないね・・・しかも、文書も難しい漢字いっぱいで、読むのにかなり苦労する・・・らしい。
ついこの前青空文庫よりダウンロードしたはいいが、最初の5ページで挫折いたしました。「な~んだ?根性足りないじゃないの?」と思われるかもしれないが、私のようにならないために、ぜひ15ページ読んで、挫折してください。
ついこの前青空文庫よりダウンロードしたはいいが、最初の5ページで挫折いたしました。「な~んだ?根性足りないじゃないの?」と思われるかもしれないが、私のようにならないために、ぜひ15ページ読んで、挫折してください。
『ドグラ・マグラ』 (既読)
こちらは買って読みました。精神病患者が主人公にしている(らしい)。こちらもやはり難解で、しかも推理小説と呼ぶべきかどうか・・・
作者は、推理小説という形を借りて、論文を発表しているという意見もあるとかないとか。
確かに、話の中では、作者の構築した理論で、話が進み、眩暈を覚えるような感覚に襲われることもあった気がする・・・
なにより、「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」という宣伝文句のインパクトが!!!
作者は、推理小説という形を借りて、論文を発表しているという意見もあるとかないとか。
確かに、話の中では、作者の構築した理論で、話が進み、眩暈を覚えるような感覚に襲われることもあった気がする・・・
なにより、「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」という宣伝文句のインパクトが!!!
私はというと、精神に異常を来たしたかといわれると・・・
はて、あるいは精神に異常を来たしたから、いま、こんなことを書いているのかもしれない・・・
はて、あるいは精神に異常を来たしたから、いま、こんなことを書いているのかもしれない・・・
『虚無への供物』 (既読)
上の二作の前知識があったので、きっとこの本も・・・と思いながら、読んだが・・・
明らかに読みやすい!普通の推理小説として読めます。
明らかに読みやすい!普通の推理小説として読めます。
つい今日読み終わって、必死に考えたが、凡人の私には、この本がなぜ「三大奇書」と呼ばれ、「アンチ・ミステリ」と呼ばれて来たのか、よくわからなかった・・・
おそらく、この本はあの時代に書かれて、あの時代に存在したこと自体が「奇書」にと至らしめたのではないでしょうか?
おそらく、この本はあの時代に書かれて、あの時代に存在したこと自体が「奇書」にと至らしめたのではないでしょうか?
『匣の中の失楽』 (未読)
先日購入して、まだ読んでおりません。
『夏と冬の奏鳴曲(ソナタ)』 (既読)
昔に読んでいたが、あまり覚えていないが、確かにこの本を最後まで読んで、胸にドキドキを覚え、しばし余韻が残り、いろいろ考えた記憶がある・・・
今五番目の奇書の候補になっているのか・・・
今五番目の奇書の候補になっているのか・・・
『姑獲鳥の夏』 (既読)
同じく昔に読んだが・・・
感想・・・
やはり凡人の私にはよさがわかりませんでした。
「あっ、さいですか~」としかいいようがない・・・
ちなみに読みにくくはない。
感想・・・
やはり凡人の私にはよさがわかりませんでした。
「あっ、さいですか~」としかいいようがない・・・
ちなみに読みにくくはない。
『人狼城の恐怖』 (未読)
いずれ読みたい。
『奇偶』 (未読)
いずれ読みたい。
『暗黒館の殺人』 (未読)
いずれ読みたい。
カテゴリ: [日記] - &trackback() - 2006年11月06日 15:47:45
- 奇遇は読んだよ -- So (2006-11-12 19:21:15)
- おっ、読んだのか!?どうだった? -- Ti (2006-11-12 21:58:16)
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