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むかし、むかし、ある所に正直者ですが、運の悪い男が住んでいました。朝から晩まで、働けど働けど、貧乏で運がありませんでした。

ある日のことです。男は、最後の手段として、飲まず食わずで、観音さまにお祈りしました。
すると、夕方暗くなった時、観音さんが目の前に現われ、こう言いました。
「あなたは、このお寺を出るとき、転がって何かをつかみます。それを持って西に行きなさい。」(鳥)
男は寺を出ました。
男「あ、いて!!あいたたたたた・・・・」
男は石に躓いてころびました。
男「あ!観音様の言うとおりだ!」
男は地面に仰向けに倒れたまま、自分の右手をみました。
男「な、なんじゃこりゃ!!!!???」
男は右手にしっかりとヤクルトをつかんでいました。(鳥)

しばらく道を歩いていると、母親のそばで泣いている子どもを見つけました。
男「どうしたんだい?」
母「この子がさっきからお腹をこわして痛がってるようで・・・でも薬も持っていませんし、何もしてやれず困っているのです」
男「なるほど、それならこのヤクルトを飲ませてあげてください。」
母「いいんですか?ありがとうございます!」
ヤクルトを飲ませてあげると、男の子は元気にうんちを出しました。
子「おじさん、どうもありがとう!」
男「いやあ、どういたしまして。」
母「本当に助かりました。これといってお礼もできないのですが・・これでよろしければぜひ受け取ってください」
男は、オロナミンCをもらいました。(陽)

またしばらくいくと男は、身悶えする一人の男(男2)に出合いました。
男「どうかなさいましたか? ひどく調子がわるいようですが。。。」
男2「えぇ、そうなんです。私、シュワシュワシンドロームでして、定期的にシュワシュワしたものを口にいれないと、体がプルプルしてしまうのです。」
男「あぁ、そうなんですか。それは大変だ。もしよかったらば、微炭酸ですがこれをどうぞ。」
そういって男はオロナミンCを差し出しました。
男2「いやぁ、助かりました。すこぶる調子いいです! お返しにわが敬愛するシュワルツネッガー様がCMをやってらした、アリナミンVをどうそ」
男はアリナミンVをもらいました。(m)

男はまた歩きだしました。
猫が現れました。
猫「にゃーー。」
男「おお。かわいい猫じゃなぁ。」
猫「うるせぇ」
猫は突然とびかかってきました(鳥)


男は必死で猫と闘いましたが、いかんせん貧弱で、大苦戦。
男「仕方ない、これを使おう」
男はアリナミンVの蓋をあけると、グイと飲み干しました。
男「これでキサマなど一発じゃあああ!!!」
ところが、それでも男は猫に負けてしまいました。


気がつくと、男は地面に無残に横たわっていました。
男「いてててて・・・畜生」
なんとか立ち直って起き上がろうとしたその時、不思議なものが男の目にとびこんできました。
それは、使用済みのコンドームでした。
男は、使用済みのコンドームを手に取ると、起き上がりました。
男「そうだ、観音様は西へ行けと言っていたな・・・もう一度、ちゃんと言うことを聞いて歩いてみよう」
男は西へと向かいました。
この街の西には、ちょっとした有名な風俗街があるのでした。
その街を、西川口といいます。(小島)

男は西川口の繁華街をフラフラと歩きながらつぶやきました。
「オラ、フーゾクいきてぇけんど、金も持っちゃあいねぇし、使用済みのコンドームがあっても何できるってわけじゃねぇしなぁ。どうすっぺかなぁ。」

そして、繁華街の端にあった、小さな公園のブランコに座りながらぼうっとしていました。
すると、子供たちが水鉄砲で遊んでいました。男はそれを見ていたら、自分も遊びたくなりました。
「ようし、オラもまぜてもらおうっと。でもまてよ、武器がないなあ。あ、そうだ!」

公園の水道で、コンドームに水を入れて、口を縛りました。
「でけた!特大水玉風船のできあがりだい!」

子供たちはその大きな水玉風船を見て驚きました。
「うわあ!みたことのない大きな水玉風船!」
男「へへへ、どうだい、強そうだろう」
子「いいなあ、俺、それ欲しい!おじさんちょうだい」
男「だーめだ、こりゃ、おじさんの武器なんだい」
子「えー、じゃあ、この水鉄砲と交換してよ」
男「うーむ、そういうことなら交換してやろう、ほら」

男は、水鉄砲を手に入れました。(陽)

男はその水鉄砲を持って西川口の繁華街へ戻りました。
「おい!!貴様!!その右手にもっているものは何だ!?」
丁度、本番ヘルスから賄賂を受け取った帰り道のデカに呼び止められました。
「え!?なんのことですか!?」
「とぼけるんじゃない!!その右手のハジキは何だといってるんだ!
おまえここら辺じゃ見ない顔だな・・・どこの組だ!?」
「なにいってるんですか!?これは水鉄砲でさっき使用済みのコンドームと交換して・・・」
「わけのわからん事をいうんじゃない!今すぐハジキを下に置いて両手をあげろ!」
デカは本物の拳銃を男にむけました。
「ひぇえ・・・・ わかりました」


男は川口警察署まで連行され取調べをうけました。

「いやー、すまなかったすまなかった。とんだ勘違いだったよ。まさか本当におもちゃの水鉄砲だったなんて。即刻釈放だ。よかったら、さっき注文しといたコレもっていってくれよ。今夜は徹夜で尋問するつもりだったから頼んじゃって・・・」

男はまだ温かいカツ丼を手に入れました。(鳥)

男がカツ丼を持って夜明けの西川口を歩いていると、傍らに一人のホームレスを見つけました。
「ぐううう・・・」
空腹でおなかを鳴らしたホームレスを見て、男はあわれに思いました。
「よし、一日一膳だ。」
男はホームレスの前にそっとカツ丼を置きました。
ホームレスは男の行為に気づくと、突然起き上がり、男をにらみつけました。

「同情するなら金をくれ!!同情するなら金をくれ!!」

そういって、中島みゆきのCDを投げつけてきました。(鳥)


男がぼろぼろのCDケースを拾い上げると、黒一色のジャケットに白字で「生きていてもいいですか」と書かれていました。
歌詞カードを開いてぱらぱら読んでいると、ある1曲の歌詞が飛び込んで来ました。

「エレーン 生きていてもいいですかと誰も問いたい
 エレーン その答えを誰もが知ってるから誰も問えない」

それは、海に投身自殺したある外国人娼婦の話を基にして書かれた「エレーン」という曲。
歌詞を読んで男は涙しました。
「うう・・・なんて哀しい歌詞なんだ」
男はあまりにも感動してしまったので、泣きじゃくり叫びながら早朝の西川口を歩いていきました。
「エレーン!エレーン!おお、エレーン!」

すると、一人の女がふりむき、彼の方を見ています。
「どうしたんですか」
「あたしエレンだけど、何」
その女は風俗店で仕事を終えて帰宅途中の、23歳の女の子でした。

なんだかんだあって、流れでエレンちゃんのアパートまでついて行くことに。
「入りなよ」
男はいろんな意味で硬直した状態のまま、部屋に入りました。
どきどきどき。

ふと見ると、ベッドの下に縄がおいてありました。男はもっとどきどきしてきました。(小)

「こ、これで縛るっていうわけなのか?」
エレン「お願い!わたしを縛って!」

男は戸惑いながらも、彼女を縄で縛っていきました。
やっていくうちにだんだん楽しくなってきました。
「おらおら!気持ちいいんだろ!なんかいってみろ!」
女「はい、もっと縛ってください、もっと私をいじめてください!」
男「うりゃうりゃ!ぺしぺし!」
女「あぁ、最高!・・・はい、交代。」
男「えっ?」

女「今度は私の番よ。さあ、女王様とおよび!」
男はみるみるうちに縛られました。
女「さあ惨めな子犬ちゃん、散歩の時間よ。ほら、これを取りにいきなさい!」
男「ワオーン!」

男はゴムボールを手に入れました。(陽)


「はっ!!」
気がつくと男は白昼、路上に倒れていました。
全裸のまま全力疾走でゴムボールを追い、疲れ果ててそのまま気絶したのでした。
「きゃーーーーーーー!!」
近くから悲鳴が聞こえます。
「へんたーい!!」
走って逃げていく女子高生が、男の瞳に映りました。
そうです、男は武南高校の校門前の路上に倒れていたのです。

女子高生は教師を呼びにいきました。
男の周囲には人だかりができています。

教師はおそるおそる男に声をかけてきました。

「なんだきみは!!」
「なんだちみはってか?
そうです、私が、へんなおじさんです」

志村けんファンであった男は内心「しまった」とおもいながらも、
口走ってしまいました。
しかしもうあとにはひけません。

「へんなおじさんだからへんなおじさん」
男は踊りだしました。
完璧でした。
腰のくねりから、握りこぶしの力加減まで、
志村を越える勢いの踊りっぷりでした。

「っだっふんだ」

きまった・・・・・。男は頭の先から足の先まで全身に走るエクスタシーの稲妻をかみしめていました。

「ブラボー!!」
教師は必死にスタンディングオベーションをしています。
教師もバカ殿ファンだったのです。

「すばらしい!!こんなすばらしいへんなおじさんを見たのは初めてだ!
よければ、これ、とっておいてください。私の宝物です。」

男は田代まさしのブロマイドを受け取りました。(鳥)


男は西川口の駅へと向かいました。
「あぁ、この恍惚感、いったい何年ぶりだろう」
男は眠気と久しく忘れていた高揚感とでぼぉーっとしたまま、エスカレーターに乗りました。
そして田代まさしのブロマイドを、にやにや顔でみつめておりました。

すると二人のちんぴらがいいがかりをつけてきました。

チンピラ1「おい、あんちゃん、今その写真の反射利用して、女子高生のパンツのぞこうとしてたじゃろ。アン! パクられたくなかったら、有り金全部おいてけや。」
男「え、いや、僕は、別に。。。」
チンピラ1「アン!? 何ごちゃごちゃいうとんじゃ。今にやにやしとったじゃろうが。いいわけするんは男らしくないで!」
男「あ、いや、だから、その。。。」

そこへチンピラ2にが口を挟みました。
チンピラ2「あ、アニキ、この人がもってる写真みてくだせぃ。マーシーさんの写真ですぜ。も、もしかして、あんた、マーシーさんですかい? 本物のマーシーさんですかい?」
チンピラ1「アン!? 何寝ぼけたことぬかしとんじゃぼけぇ。モノホンのマーシーさんがこんなところにおるわけないじゃろうが。もし、モノホンなら、あんた証拠みせんかい! そのかわり、嘘だったら、東京湾に沈めたるけーの。あんた、マーシーさんの名前かたった罪は重いでぇ。」
男「え、いや、僕全然、僕がマーシーだなんて、一言も。。。。」
チンピラ1「アーン!? ごちゃごちゃごちゃごちゃ、うっるさいのー。大人しく、証拠みせればいいんじゃ。警察にチクって懲役にすっぞ。」

男「警察警察、ってもう昨日から警察にお世話になりっぱなしなんです。もうそいういう話は、ミニにタコなんです!」

男「あっ」
チンピラ1、2、「あっ。」「今ミニにタコって。。。」
チンピラ1,2、「やっぱりそうやぁ。マーシーさんやぁ。ものほんのマーシーさんやぁ。いやぁ、こんなところでものほんに会えるなんて夢みたいじゃぁ。マーシーの親分、大ファンなんです。ぜひ子分にしてくだせぃ。」

オバカなチンピラ二人が子分になりました。(も)



と、その時
黄色スウェットの男「こらぁぁぁ、待てや~。逃がさへん。」
チンピラ1「やばい!逃げましょうマーシー親分!」
男「えっ!?」
突然の出来事に、男は何がなんだかわかりませんでした。
チンピラ2「マーシー親分!とにかく急いで逃げましょう!!」
男「・・・わっ分かった、逃げよう!  京都へ行こう。   」
男とチンピラは人を掻き分け、常識の範囲内で小走りをしました。
チンピラ2「緑の窓口で切符を買ってきます親分!」


男とチンピラ2人は京都へと逃げ延びることに成功しました。
チンピラ1「ここまでくればアイツも追ってはこないでしょう。」
男「詳しく説明してくれよ。何故追われているんだい?」
チンピラ1「私達2人のスウェット アイツのなんです!」
男「返せよ!!返そうよ!大げさに京都まで逃げ延びちゃったよ・・・。」
チンピラ1「本当にすいやせん。私達がアイツのスウェット着てしまったばっかりに。」
男「まあ、しょうがないよ。過ぎたことだし。とにかく腹ごしらいだ。」


三人は牛角に行くことにしました。
店員「いらっしゃいませ!!」
男「日替わり3つお願いします」
店員「はい。かしこまりました。繰り返します。日替わりを3つ4つで。」
男「三つだから」
店員は厨房に大きな声で
店員「オーダー入ります!日替わり3つ4つ~!」
男・チンピラ1・2「さーーーーーん!!」

店員「お待たせしました。日替わり3つになります。」男「よっしゃー!!」
それはそれは喜びました。確率は2分の1とは言え、3つだったのですから。

男「フー。お腹いっぱい。」
チンピラ1「自分もお腹いっぱいっす!ごちそうさまですマーシー親分!」
男「えっ?金ないよ俺。」
チンピラ2「冗談すよね?」
男「いや、ないよ。そもそもないから、わらしべ長者目指してるわけで。そんな大金持ちあせてないわけで。お告げに従ったまでなわけで。(北の国から 純なわけで)」
店員「お金ないんですか!?こっちも困るわけで。2700円になるわけで」
店員は、ここぞとばかり、かぶせてきました。
男「そうだ!お前たち2人ここで働いてけ!」
店員「それはいい案だ。」
チンピラ2人は少し考えこんではいましたが、そうするほか道はなく
チンピラ1・2「分かりました。ここで働きます!」
男「・・・すまない。」
チンピラ1・2「そんな顔しないでください。短い期間でしたが楽しかったっす。
        これから寒くなるのでコレを。」
男「こっこれは!?まさか!?」
そう、冬の必需品リップクリームです。
男「ありがとう。これで唇のカサつきを防げるよ。
  じゃあ、しっかりがんばれよ。」
チンピラ1・2「はい!!」
2人は目に涙を浮かべ男をじっと見送るのでした。
一方、男は2人の視線を背中に感じながらも振り向かず手にリップクリームを握り締め店を後にしました。


すると店からは元気な声が聞こえてきます。
チンピラ1・2「いらっしゃいませぇー!」



男は心の中で言いました。
男『切り替え早っ!』   (はめ)


男はひとりでとぼとぼと歩き出しました。
男「はぁ、仏様のおつげどおり、西に向かったが、この2日間警察やら、SMプレイやら、やくざやら、ちっともいいことはありゃせんかった。結局手元にあるのはリップクリームだけだし、ちっともリッチになってないじゃないか。」
男は信じる心をなくし、ひとりぼっちで心貧しくなっておりました。

その夜、男は不思議な夢をみました。
仏様が現れたのです。

仏「おい、男よ、ちゃんとリップクリームをつかいなさい。それはただのリップクリームではありません。」

翌朝、男はリップクリームをまじまじと観察しました。
すると説明書きのところになにやらかいてあります。

「このリップクリームは塗ることによってどんな効用も得られるリップです。下の空欄にこのリップの名前を書き入れない。ただし、効用の持続時間や、効用の程度など、仏の気分や体調、また解釈によってかわります。あまり、大それたこと書くと仏の逆鱗に触れる可能性もあるので、注意してお使いください。製造元:極楽浄土」

男は半信半疑でしたが、さっそく空欄をうめました。

超潤うリップ。

それを縫ってみると、伊藤美咲ばりにつやつやの唇になりました。
まるでグロスをぬっているかのようです。

男「おったまげた!こりゃエレーもんを手にいれちまった。ナンマイダブナンマイダブ」

そして、男は、意気揚々と町へくりだしました。(も)



こんなとき、マスラヲが考えることといったらアレしかありません。
「ぐへへぇ」
デレデレと上がる自らの口角を必死に抑えながら、男は空欄にペンを走らせました。

「スーパー媚薬 エクスタシークリーム2007」

さっそく駅のトイレに入り、洋式便所に座ってズボンのベルトを緩めました。
赤く脈打つ男の勲章を取り出して、先端をそっとスティックでなぞりました。

「っきゅーーーーーーーーーーーーーーん!!!」
一瞬でした。
体中の筋肉が硬直し、全身の血液が沸騰して体中をかけめぐります。
先端からは生命のシャワーがどくどくとあふれ出しているのですが、それすら気付かぬまま、痙攣する下腹部から腰にかけての筋肉に身をゆだねるしかありません。だんだんと意識が遠のいていき、ふわふわと空に向かって上昇していくような感覚につつまれました。



「ドンドンドン!いつまで入ってんの!!掃除させてくださいよ!!」
しゃがれた女の声で我に返りました。
「す、、すいません」
飛び散った精液を拭き急いで個室の扉を開けると、黄色いナプキンを頭に巻き、手にモップを持った中年の女が立っていました。
男はそれ以上目をあわせないようにと逃げるように男子トイレの外へ出ました。

小走りで階段を駆け下てホームのベンチに座り、今起こった出来事の整理をはじめました。
「す、すごい・・・。すごすぎる!!」
男は心臓の高鳴りを抑えることができません。
「よし!もっと実験を重ねなければ」

男がホームを見渡すと、一人の女が目に止まりました。
黒いハイヒールの上にはキュっとストッキングにつつまれた長い足。
膝上8センチのタイトスカート。
スカートにあわせた紺のジャケット。
遠慮がちにみてもEカップはあろう胸のふくらみ。
白い襟とアップにした黒髪の間から覗かせるうなじ。
小ぶりでふっくらした唇。
彫刻のような鼻筋をたどると、大きくてすこしつりあがった目。

足元から舐めるように観察すると、いかにも美人キャリアウーマンといった風情の25、6の女でした。

男はベンチを立ってゆっくりと歩き出し、さも次の電車を待っているかのように女の真後ろに並びました。
幸いまだ電車が混む時間ではありません。ホームの端に並んでいたのは男と女の二人きりでした。

男は息を殺しながら、バクバクうなる心臓のリズムにあわせるように右手を動かし、ポケットから例の物を取り出しました。慎重にキャップをはずし、スティックの先端で女の首筋をそっとなぞりました。

「ぁぁぁああぁぁぁ~~・・・」
女は足の力がぬけ男のほうに倒れこんできました。
「だ、だいじょぶですか」
男が抱きかかえると、女は必死にしがみついてきました。
「ぁぁ・・・あ・・・はぁぁ・あの..あのぅ・・・」
うるうると涙をためた瞳をこちらに向け、軽く痙攣しています。
その吐息からは、濃厚な女の匂いがして、男の興奮も倍増しました。
「大丈夫ですか?救急車呼びましょうか?」
「ぁ・・いぇ・・・ぁのう、そういうんじゃないんです・・・」
「でも、電車乗れますか?」
「ぃや・・・そのう・・・」
「じゃあ、改札出て、タクシー乗りましょうか?」
「ぁぁぁ・・ええ・・・おねがいします・・」

男は女を肩で抱きながら改札を出てタクシーを拾いました。
男はすべてが順調に進んでいることに心の底から興奮していました。
(鳥)

ことは順調すぎるくらい順調に進みました。
二人は乱れに乱れました。女はベッドの中で不埒な声を漏らし、綺麗な肉の花びらからはいやらしく蜜が溢れ出ています。

男の興奮は最高潮に達しました。男はもう自分の欲望を抑えることができません。

「ぐへぇ ぐへぇぐへぇ」

男は例のものを、熱くはちきれそうな自身のものに夢中で塗りたくってしまいました。

「っきゅーーーーいーーーーーーーーーーん!!!」

前回の比ではありません。
体中の筋肉が硬直し、全身に沸騰した血液がをかけめぐります。全身がガタガタと震え、声すら出すこともできず、目の前が白くなっていき、体が自分のものではないような感覚です。

エクスタシーとともにだんだんと意識が遠のいていき、ふわふわと空に向かって上昇していくような感覚につつまれました。


どれくらいの時が経ったか男はわかりません。自分が起きているのか寝ているのかさえ男はわかりませんでした。

仏「これ、男よ。お前は本当にどうしようもない男だ。」

男の目の前には仏が立っていました。

仏「お前は本当に欲の深い男じゃ。媚薬の塗りすぎでお前は死んでしまったのだよ。本当に愚か者じゃ お前は。」

男は自分が死んだなんて信じられませんでした。

仏「お前は愚か者だ。だがお前の性欲と性癖は常識離れしておるな。私は仏だからな。今までのお前の行動は全て見てきた。」

そう言うと、仏は少し顔を赤らめ、恥ずかしそうにしました。

実は彼もアブノーマルなプレイに興味があったのですが、常識と社会的立場に縛られて一歩を踏み出せずにいたのです。そのため男が死んでしまい、もう男の行動が見れなくなるのを少し寂しく思っていました。

仏「本来ならお前はこのまま地獄いきだ。しかし私が一度目をかけた男だ。一度だけチャンスをやろう。私は仏だから優しいからな。目を覚ましたら、その日中に良いことを3つしなさい。そうすればお前は助かるだろう。」

そう男が聞き終わると男は目を覚ましました。男は狭いハコに入れられているように感じました。体を伸ばすと頭の上でふたが開きました。

男はマクドナルドのゴミ箱の中に全裸で入ってたのです。(レッズ)


男は迷っておりました。
別に良いことをしようという気持ちになれません。

男「うーむ。もう最高にエクスタシーなプレイもしたし、どうせならあのまま、無になってしまいたかった。これからどうしようかなぁ。」

これといってこの世に未練もないようです。


 ■
  ■
  。

ぐぅー。
男の腹がなりました。

男は、食べ残しのハンバーガーを、むしゃむしゃしました。

仏「ワンポイントゲット!」

男「何ッ!」
男はゴミ箱から顔だすと、そこには、人差し指を立てた仏がたっておりました。

仏「ワンポイントゲットじゃ。」

男「何でですか?仏様?」

仏「お前はゴミになるはずの、食べ物を食べた。現代は、食べ物を粗末にする輩がおおいからのぉ。ワンポイントゲットじゃ。」

男「そんなぁ。俺はこの世に留まる気はないんだ。今のはなしにしてくれ」

仏「だめじゃ。ルールはルールじゃ。さて、よい行いあと二つじゃ。ふぉっふぉっふぉ。」

男「とほほ」(も)

男「もうこの世なんてどうでもいいんだ!」

男はすべてがどうでもよくなり、自暴自棄になりました。

男「もうどうにでもなれ!」

男はゴミ箱から勢いよく飛び出し、回転しながら下半身についているブツをものすごいスピードでこすりだしました。ご無沙汰だったのと、全裸での行為はいつもと違い新鮮さがあったのか、白い液体は緩急をつけて噴水のように周りに飛び散り、男の半径5メートルは白い液体まみれになりました。

「きゃ~ ドロボ~ 誰かその人を捕まえて~!」


全てを出しおえてすがすがしい気分に浸っている男のもとに、若い男が走ってきました。

若い男「どけ!邪魔だ!」

若い男は男をはねのけましたが、男の体液に足を滑らせて、勢いよく転んでしまいました。

若い男「う、うぅ・・・バタッ」

後から背の高い女がこの男を追いかけてやってきました。

女「アリガトゴザイマース!コイツ、ワタシノバックトッタヨ!トリカエセテヨカッタデース!」

その声は明らかに低く、よく見るとヒゲの剃りのこしがあります。

女「ワタシ タイカラキタ アナタニオレイシタイアル」

タイ人のニューハーフの男の下半身に注がれる熱い視線に負け、男は彼女の店に行くことになりました。

男「とほほ」

仏「ふぉふぉ あと一ポイントじゃ」 (レッズ)
最終更新:2007年01月23日 00:29