2012年10月5日放送、ラジオ番組『東京電子工場』より
※MCは小暮秀夫氏(音楽ライター)、佐藤則之氏(高円寺HIGH)。以下敬称略、詳細省略。
(前略)
小暮:今回はもっとカオス度満載な放送にしたいなということで。
佐藤:賑やかにね。
小暮:なんと、これまで色々なゲストが東京電子工場にね、出ていただきましたけど。とうとう宇宙人が!
佐藤:宇宙人が来てくれましたね。
小暮:凄いですよ、初めてですよ。それは果たして誰かというと、こちらです。
1号:はい。PEVO1号です。
佐藤:わーお!PEVO1号さんいらっしゃいませ。とうとう宇宙人降臨!PEVOさんはPEVO星から来なさってるんですよね?
1号:そうですね。PEVO星から来たのが1961年。
佐藤:そんなに経つんですね。早いもので。
小暮:PEVO星って地球からどれぐらい離れてどの辺りにあったりするんですか?
佐藤:何万光年くらい?
1号:とにかくすごく遠い(笑)まぁその辺の秘密も10月8日に開かされるのではないかと。
小暮:なるほど。
佐藤:10月8日と言えば、PEVOさんの名盤1stがなんと、リイシューされて、それのレコ発があるってことでね。それが10月8日に高円寺HIGHであるんで、それで宇宙人自ら宣伝に。
小暮:ありがとうございます。来ていただいて。
1号:宣伝っちゅうか宣戦布告的な(笑)
小暮:地球に対しての宣戦布告!
佐藤:「ワレワレハ」的な(笑)
1号:ワレワレハ(笑)
佐藤:いや楽しいですねこれ。
小暮:実際PEVOって今までもライヴとかそんなに沢山数をこなしてどうこうっていう感じではあまりなかったりしますよね。
1号:そうですね。ライヴはとにかく少ないですね。もう多分片手ぐらいしかやってないんじゃないですかね。
小暮:それはなんか理由があるんですか?つまりPEVO星と地球との往復が大変だとかそういう感じですか?
佐藤:温暖化とか。
1号:温暖化は関係ないですけどね(笑)まぁPEVO星人も疲れると。1回のライヴにかなりのエネルギーを使うので。
佐藤:なるほど、チャージをね。
1号:チャージをしないといけないんですね。
小暮:しかもPEVO1号さんは他の活動も色々されてたりするじゃないですか。
佐藤:あぁそうだ、バチバチソニックとかありましたよね。shampooでも弾いてましたよね。コンクリーツでも弾いてましたね。宇宙人多忙ですね(笑)
小暮:多忙じゃないですか。
1号:あれらは全て地球を調査するため・・・
佐藤:なるほど(笑)調査されてたんですね。
小暮:地球人の生態をステージから観察するために。
1号:そうですね。と同時にちょっと電波飛ばして、実は洗脳しているという。
佐藤:毒電波を。なんということでしょう!
小暮:なるほど、早速じゃあどんな曲なのかをね。曲で洗脳していただこうかなと思うんですけど。最初はどれにしましょうか?
1号:では1stのCDから「シャボン」。
(「シャボン」再生)
1号:PEVOで「シャボン」でした。
小暮:これは何年に出た1stアルバムなんですか?
1号:これ96年ですね。
小暮:PEVO自体は結成っていつぐらいなんですか?
1号:結成は95年です。
[注1]
佐藤:スピード出世ですね。
小暮:ちなみにPEVO1号さんはそれ以前て何か音楽活動はPEVO星かもしくは地球ではされてたんですか?
1号:地球でもやってましたね。
佐藤:地球でもやっていた。PEVO星では?
1号:PEVO星でもやってました。
小暮:ちなみにPEVO星って地球と比べてどうなんですか?似てたりするんですか、例えば人間の姿形とか生活環境とかって。
佐藤:みんなサングラスしてるんですか?
1号:いやあれは地球上のみですね。
佐藤:あ、紫外線とかそういう感じで。
1号:いやあの格好、出で立ち自体はPEVO人が地球に来るにあたって地球人の生態を観察した結果、あの格好が一番ナチュラルであると。
小暮:違和感なく地球人と同化出来ると。
1号:そうですね。
小暮:確かに高円寺HIGHだったら違和感なく同化できますよね。かなり局地的ですよねだから(笑)中野のメカノさんとかね、そういうところ行かないと同化できないですけど。それは偶々サンプルとして抽出したのがDEVOだったっていうことなんですか?
1号:DEVOっていうんですかあのバンド?
佐藤:上手いな(笑)
小暮:なるほど(笑)DEVOとPEVOと言葉の響きが似ているのも別にそれはもう偶然の?
1号:偶然ですね。
小暮:じゃ元々ああいう格好でそのPEVO星人は生活しているという訳ではなくて?
1号:訳ではないです。
佐藤:なるほど、謎が解けましたね。でもまだまだ謎が一杯あると思うんで、その辺を訊いてみたいなと。
小暮:そうですね。
佐藤:PEVO星で1年ていうのは地球で何年分くらいなんですか?
1号:それだと例え難しいんですけど、時間で言うと例えば地球人の寿命が大体100年弱。PEVO星人300年なんです。
小暮:あぁ3倍生きられるんですか。
1号:PEVO星人は地球に来て地球で活動するのに人間に同化するんですよ。まぁ見た目地球人じゃないですかこの通り。
小暮:はいはいはい(笑)
1号:で上手く同化出来るようにどんどんどんどんなっていくと寿命も地球人と同じ寿命になっちゃって。
佐藤:なんと。
小暮:じゃあ縮んでいくんですか?寿命が。
1号:縮んでいっちゃうんですよ。しかもPEVO星での記憶も、同化が上手くいくにつれて徐々に消えていっちゃうという。
佐藤:地球人になっちゃうんですね。
1号:そうですね。乱暴な言い方すると、使命を終えて用済みになったPEVO星人は、実は自分は地球人だっていう、もうそう思い込んでその辺に何体か生息している可能性もあります。
佐藤:それが元のメンバーとかそういう感じですか?
1号:いやいやいや(笑)彼らはまだ現役です。
小暮:なるほど。で、このPEVO自体は、結成の経緯っていうのはどういうものだったんですか?
1号:んー、これ、まぁ対外的には・・・(笑)
小暮:なんか設定が既にあやふやになってきてますが大丈夫ですか(笑)
1号:ホントのことは宇宙の秘密なんで明かせませんけど(笑)
佐藤:ははは、宇宙の秘密(笑)
1号:公式に発表している部分では、P-MODELのオフィシャルのコピーバンド大会がありまして。それにまぁ出場したわけですね。で、当時のメンバー3人がDEVOのカバーして遊んでたわけですよ。特にバンドやるでもなく。そこにそういう話があったので、「じゃDEVO+P-MODELでPEVOってのはどうだろう」っていうので出場した、そっからですね。
小暮:なるほど。
1号:っていうのが地球上での公式の発表。
小暮:そこからアルバムデビューに至るのはどういう流れだったんですか?
1号:あぁもうあっという間っていうか。P-MODELの平沢さんに「こういう話が出てるよ」っていう話をいただいて。で、「CD化するよ」って。
小暮:平沢さんに気に入っていただいて。
1号:そうですね、ありがたいことに。
佐藤:それを今回また改めて出すと。
1号:改めた理由の一番っちゅうのが、廃盤になってしばらく経つんですけど。
佐藤:メカノでプレミアついて自分にお金が入ってこないとかそういうことですか?
1号:(笑)うーん、いや、メカノさんで一度再プレスしていただいたんですけど、それも全部はけた後に、ネットで見たらとんでもない額が付いてて中古に。
佐藤:ヤフーオークションでね。結構いい金額が付いていたと。
1号:ちょっとこれはけしからん、って話になって。これちゃんと聴きたい人に安い値段で供給しないでどうする、っていう話になって。
佐藤:宇宙人は優しい!
1号:それもう、そうやって洗脳しようっちゅうのが(笑)
小暮:洗脳作戦(笑)
1号:洗脳作戦。
佐藤:じゃあ次もう1曲くらい聞いちゃいますかね。
小暮:そのプレミアが一時期付いていたというその1stアルバムから、どの曲いきましょう?
1号:それでは「コンペリタンチップル」。
(「コンペリタンチップル」再生)
1号:PEVOで「コンペリタンチップル」でした。
小暮:これどういう意味が、この言葉って。
1号:コンペリタンチップル、これはとてもとても悲しい物語の歌でして。まず地球上では男性女性あってそこに恋愛があって、次の人間が生まれてくるわけじゃないですか。PEVO星ではそれが無くて、父性母性持った、あるスポットっていう物体があって、そこから全員PEVO星人は発生するんですよ。その発生するメカニズムっていうのがあって、ある1体のPEVO星人が地球上で言うところの恋をする。恋をしたら自分の体内から、えーどっちだ、マップル、もう大分自分も地球に同化して記憶があやふやなところがあるんですけど(笑)マップルが生成されます。大きいサイコロくらいの大きさ、四角なんですけど、立方体。それをその恋した相手に渡すと。で渡された方は受け入れる場合はそれを食べるんですね。食べて成就したらスポットから新しいPEVO星人が発生すると。
小暮:うんうん。
1号:で、この歌なんですけど、受け入れられなかったマップルはどうなるか。専用の工場に送られて、コンペリタンチップルとして生まれ変わる。でそのコンペリタンチップルっていうのは地球で言う、まぁコンピュータのCPUのような。なのでPEVO星のコンピューターは有機的なんです、凄く。で、それのまぁ悲しい、失恋かな?失恋とも違いますけどそういった意味合いの歌なんです。
小暮:おぉー。ありがとうございました。
1号:これ説明聞いてからもう1回聴くとちょっとホロリとくる(笑)
佐藤:なるほど、じゃあもう1回聴いてみましょうか(笑)
小暮:じゃあ結構そういうあれですか、PEVO星での出来事とか、そういう生活の事とか、そういうのが歌われていたりするんですか?
1号:そうですね、基本。もうほとんどそうです。
小暮:PEVO語みたいなのってあるんですか、そういう、PEVO語というか。
1号:PEVO語、1stにも勿論付いてましたし、今回発売する物にもちっちゃいですけどPEVO語辞典っていうのが。じっくり読むとよく分かる、1週間で分かるPEVO星みたいな。
佐藤:なるほどですね。
小暮:そのPEVO語も地球人に同化し始めてくるとどんどんやっぱ忘れていくんですか?
1号:忘れていくんですね。PEVO星人であったことさえ忘れてしまうという。
佐藤:地球人として死んでいくんですね。
1号:そうですね。
小暮:全世界でどれくらいいるんですか、ちなみに今。
1号:今、いま6人(笑)
佐藤:少ない(笑)
小暮:なんかもっと世界中に色々と散らばってるのかと思いましたが、そうでもないんですか?
1号:そうでもないですね。ただ、あの・・・そうですね、6人です。はい。
佐藤:その中で子孫を残した人とかいないんですか?
1号:中にはいます。PEVO星で子孫を残した生命体が。
佐藤:気になりますね。じゃそのうちその人もいつかデビューするかもしれない。
1号:そうですね(笑)
小暮:で、PEVOとしては96年にDIW/SYUNレーベルからアルバム『PEVO』を出しますよね。これはプロデューサーはどういう方がやられてたんですか?
1号:プロデューサーは「ヴォルキス・プロラデューク」という方が。
佐藤:ちなみにどういう人なんですか?
1号:(笑)まぁあの、地球人で唯一ヴォルキスの曲がるアメリカ人です。
小暮:ん?え?日本人、え、地球人なんですか、ちなみにヴォルキスさんは。
1号:地球人です。
佐藤:あ、ヴォルキスさんは日本、ん?アメリカ人?アメリカナイズされた日本人じゃなくて?
1号:あぁ、PEVO人は日本人とアメリカ人の区別がつかなくてよくこういう間違いを。
佐藤:なるほど。errorですねじゃあ、P-MODEL的に言うと。
小暮:で、そのプロデュースの作品が出て、その後はアルバムはどんな感じ?作品としての活動。
1号:それからですね。10年間何にもしてなくて。活動してなくて。
佐藤:なんと。何やってたんですか?
1号:まぁ一時期PEVO星に全員引き揚げていたと。
小暮:それは何か理由があったんですか?
1号:そうですね、大事な、何百年に一回の儀式がPEVO星で行われるために全員戻ってたと。で10年後また地球にやって来て、CD-Rを1枚作りました。
小暮:それがどういうCD-Rなんですか?
1号:『HARD CORE PEVO』という。
小暮:じゃあ早速そこから何か1曲聴いてみましょうか。
1号:はい。では『HARD CORE PEVO』から「Nec-Ro-Man-Ser」。
(「Nec-Ro-Man-Ser」再生)
1号:PEVO『HARD CORE PEVO』から「Nec-Ro-Man-Ser」でした。
小暮:ネクロマンサーってどういう意味があるんですか?
1号:これは結構10年経て戻って来たPEVO星人、まPEVO星でそれなりにその10年前の活動を反省して、もう少しちょっと手ぬるいんじゃないかと。ちょっと荒々しく行こうよ、という感じで、まぁ破壊者的な、「お前らやっつけちゃうぞ」ぐらいの、そんな曲です(笑)でもこの辺から完全にPEVO語でしか歌ってないので、地球人には多分全く分からないんではないかと。
小暮:よりハードコアな方向に行くわけですね?
1号:そうですね。
小暮:なるほど。じゃあですね、引き続き話はまた後半にですね。その後さらにPEVOがどうなっていったのか。もしくは地球征服計画などについて、色々お伺いしたいなと思いますので。また後半に登場していただきたいと思います。
1号:はい。宜しくお願いします。
(中略)
小暮:という訳で東京電子工場後半戦。
佐藤:今日はゲストに。
小暮:素敵な宇宙人をお迎えしまして。それは誰かといいますと。はいどうぞ!
1号:PEVO1号です。
小暮:という訳で宇宙からやって参りました。普段はあれですか、UFOとかで、交通手段は何かあるんですか?
1号:PEVO星の交通手段としてはアンガムという乗り物があります。
小暮:アンガム、どういう乗り物なんですか?
佐藤:自転車ですか?
1号:いえいえ(笑)形は一定じゃないので中々説明しづらいですね。
小暮:別に自動車とかバイクとかに似たような形では無いと?
1号:似てるって言えば似てますね。今はまぁ地球人に同化して普通にサラリーマンのように振る舞っているんですけど、通勤、まぁ一応地球に慣れるために通勤電車に乗ってます。
小暮:あぁ、朝の満員電車を体験してみたりとかそういうのですか?
1号:そうですね。でも駅まではアンガムで通ってます。
小暮:なるほどなるほど。ということらしいです(笑)
佐藤:もう訳わかんない(笑)
小暮:ねぇ、そのまま会社に行くのかと思いきや(笑)あえて乗り換えて。結構、地球人の生活ってどうですか?そういうサラリーマンの生活って、体験してみてどうですかね?PEVO星にはそういうことってあるんですか、例えば満員電車に揺られたりとかそういうことって。サラリーマンみたいな生活をみんなしてたりとか。
1号:ないですね。ないです。で一番なんか不思議なのは、例えばPEVO星人が集団でああいう一カ所に集められることはあるんですけど、それに関して「なんかそういうもん」ていうのが基本的な考え方なんですけど、例えば満員電車の中の電車に乗ってる地球人達は、進んで乗ってる割になんかみんな不快なことを言うっていうのが不思議でしょうがない。
小暮:嫌だ嫌だと言いながらも、そうは言いながら会社をサボるわけでもなく。
佐藤:ちゃんと会社行ってるってのが良いですよね(笑)
1号:最近なんか、ホントは好きなんじゃないのっていう見解で、PEVO星にもそう報告しました。
佐藤:報告してる(笑)地球人の生態とかをね。
1号:そうですね。
小暮:なるほど。で、そういう生態を報告する活動と並行して。
佐藤:重要なのはカレーですよね。
小暮:うん食生活とかね。
1号:カレー。
佐藤:週に何食ぐらいカレーを食べてるんですか?
1号:何食くらい食べてますかね?
佐藤:500くらい?
1号:いやそんなにはいってないですよ。
佐藤:そんなにはいってないですけど480ぐらい?
1号:いやいや、多分毎日は食べてないので。ただあの、作っちゃうと必然的に3日間×3食食べちゃう。
佐藤:外食は全部カレーかと思ってました。
1号:(笑)カレーがまぁPEVO星に無い刺激があの中に。
小暮:えっそうなんですか?PEVO星人て普段は、PEVO星ではどんな食生活なんですか?
1号:PEVO星人は基本的にその養分摂るのに食べるっちゅう行為はしなくて。食べるのはその、マップルを、求愛を受け入れるときだけなんですよ。
小暮:普段はどうやって栄養を吸収しているんですか?
1号:スポットからパワーを貰っているという。
小暮:なるほど。じゃあ何か物を食べてどうのこうのっていうことはない?
1号:そうですね。
小暮:じゃあ地球に来て初めてそういう生活習慣を身に付けていったっていう。
1号:そうなんですよ。だから最初地球に来て、地球人がこう一日3回も口に物を入れるっていうのが、もういやらしくていやらしくて(笑)
佐藤:いやらしい(笑)
小暮:一種のまぁ性行為みたいな、近いものがあるから。
1号:そうですね。なんで?っていう感じでしたね。でそん中でも、その摂取する物の中でもカレーとテキーラにちょっとハマってしまっている今日この頃のPEVO星人。
小暮:なるほど(笑)理由は何かあるんですか?カレーにハマった理由ってなんか。
1号:理由、あれは直感的なものですね。理由とかは無いです、はい。
小暮:テキーラも同じような?
1号:そうですね。
小暮:まぁどちらにしても刺激が強いですよね。
1号:そうですね。その刺激がこう、思い出すとまた味わいたくなるという。
小暮:なるほど。カレーって色々な種類があるじゃないですか。何かお気に入りのカレーとかってあるんですか?
1号:お気に入りのカレー・・・まぁうん、辛いカレーですね。
小暮:辛口の(笑)
1号:辛口(笑)
小暮:辛さ何倍とかあるじゃないですか、ああいうのも全然大丈夫なんですか?
1号:結構慣れましたね。
小暮:何倍ぐらいいけるんですかね?
1号:何倍か、あぁでも何倍っていうのがちょっと今一分かんないんですけど。ねぇあの、何倍って例えばカレー屋さんによって違うじゃないですか。同じ3倍でもここの3倍は辛くないよとか。
小暮:通常の辛いなっていうよりもっと辛いものも大丈夫って感じですよね、だから。
1号:そうですね、まぁ食べて辛さが来て瞬時に頭皮から汗が滴り落ちるぐらいのが良いですね。
小暮:最初あの食べた時に、口入れた時は「ん、ダイジョブじゃん?」て思った後に、いきなりがーっと来るじゃないですか、ああいう辛さでも大丈夫?
1号:そうですね。それが良い感じですね(笑)
佐藤:全然音楽とか語ってない(笑)
小暮:やはり盛り上がるのはカレーの話。
1号:(笑)
佐藤:そろそろ物販とかでカレーを売ったら良いんじゃないですか?PEVOカレー。
[注2]
小暮:そうですよ、ライヴの時とかもワンドリンクワンカレー付きとか。そういう風にした方が良いですよね。
1号:臭いが凄い(笑)
佐藤:カレーパーティやりましょうよ。
1号:カレーパーティ良いですね(笑)
小暮:でこんな話してて全然曲とか後半になったらかけてない事に気付いたんですけど。曲何かいきたいと思うんですが。『HARD CORE PEVO』の後っていうのはどんな感じだったんですか、活動としては。
1号:その後ですね、地球人を取り込もうということで、3人のPEVO星人と、1人地球人を活動に引き込んで。それも当時「音楽と言えばDJだろう」っていう感じで、3人のPEVO星人+DJを入れて。
小暮:DJって言ってもしゃべりの、我々のようなディスクジョッキーではなく。ちゃんとこうあれですね?お皿を回す。
1号:ディスクジョッキーではなくて、そうですねあの、スクラッチとか。
小暮:いわゆるDJを入れて。
1号:活動を再開したわけですね。
小暮:で、どういった、イベントとかに出たりとか。
1号:イベント。まぁレコ発ライヴをちっちゃいお店でやったりとか、その後『DRIVE TO 2010』とか、あと漫画家のしりあがり寿さんの、毎年なさってるロフトかなんかでやってるイベントに出さしてもらったりとかですね。
小暮:ジョッキーとしては?
1号:DJがこうPEVOをジョッキーするみたいな。ノンストップで行くぜ、みたいな『NON-STOP PEVO!』っちゅうCDを出しました。
小暮:じゃあその『NON-STOP PEVO!』から何か1曲。
1号:それでは『NON-STOP PEVO!』から「チョーツー」。
(「チョーツー」再生)
1号:『NON-STOP PEVO!』から「チョーツー」でした。
小暮:これもPEVO語ですかこれは?
1号:そうですね「チョーツー」。でこのCDも全編PEVO語で歌ってるんですけども、ちらっとだけ地球の言葉も。
佐藤:サービスですね。ファンサービス。
1号:ここでちょっと秘密、もうバレてるんですけど、唯一地球人がPEVO星に行きたいと思った場合、西新宿からバスが出てるんですよ。
佐藤:えっなんと!
小暮:西新宿ですよ。佐藤さんが良くCD買いに行く所じゃないですか。ビデオとか買いに行く所だし一杯。
佐藤:よく知ってますよ、西新宿ならね。
小暮:その西新宿からバスが出てるんですか?
1号:出てるんです。まぁCDを聴いていただければ、その辺もよく分かるかと。
小暮:なるほど。是非じゃあちょっとね。もし持ってなかったら全力で購入していただいて。
1号:宜しくお願いします。
小暮:という感じで。で、PEVOとしてはその後は活動はどんな。そのDJスタイル、DJを迎えてのバンドスタイルからどんな変化をしていった訳ですか?
1号:それからですね、またちょっと休憩期間に入ってまして。で今回1stのリイシューってことで1曲だけ新曲を潜り込ましてあります。
小暮:じゃあちょっとその新曲を。聴いたりすることは可能だったりしますか?
佐藤:聴いちゃっていいんですか?
1号:はい、じゃあ今日だけ特別ってことで。
小暮:じゃあ曲紹介をお願いできますか?
1号:はい。それでは新曲です。「テキーロ」。
(「テキーロ」再生)
1号:PEVOで「テキーロ」でした。
小暮:これってテキーラと関係とかあるんですか?
1号:特にないです。
小暮:ないんですか(笑)
佐藤:あくまでPEVO語。
1号:そうですね。
小暮:これ最近作った曲なんですか?
1号:そうですね。曲上がったのが今年ですので。結構ホヤホヤです。
小暮:PEVOさんはバチバチソニックもやられていたじゃないですか。バチバチソニックとしての活動は一旦お休みみたいな感じ?
1号:そうですね。お休み中です。
小暮:で、バチバチソニックをお休みして、それでPEVOとして何かやろうみたいな感じ。
1号:そうですね。それもまぁスポットからの指令次第ですね。
小暮:何か指令があったんですか?PEVOまたやれみたいな。
1号:そうですね。で今回10月8日のライヴもスポットからの指令で。
小暮:ライヴをやると。
1号:はい。ライヴというかこれ1個の儀式といっても過言では無いのではないか、と思います。
小暮:通常のライヴとはまたちょっと違う?
1号:そうですね、違いますね。
佐藤:それはまぁ来てからのお楽しみですよね。
1号:これは多分来た方が良いっすよ。
小暮:で話題になってるゲストも。
佐藤:ゲストもいらっしゃるんですよね、先ほどちらっとね、名前も。プロデューサーとして。
1号:はい。ヴォルキス・プロラデュークがゲストとして。
佐藤:参加されると。
1号:はい。
佐藤:その方が何をされるかも当日のお楽しみと。
1号:そうですね。ヴォルキスの曲がるアメリカ人がヴォルキスを曲げると。
佐藤:(笑)どんなことになるんですかね。会場。
小暮:じゃお客さんもライヴを見るという感覚よりも儀式に参列するみたいな感じなんですか?
1号:そうですね。そっちの方が正しいと思います。
佐藤:おぉー証人になれるってことですね。会場に来ることによって。
小暮:チケットはちなみにまだどうなんですか?
佐藤:この今収録をしている時点で後僅か、もうホントちょっとあるんですけど、このオンエアはライヴの3日前くらいだから、どうなってるかなぁって感じです。
小暮:まぁ当日券がもしかしたら出るかも?
佐藤:当日券はボクとじゃんけんに買ったら。嘘ですけど。
小暮:PEVOとしては儀式として今回この高円寺HIGHで行われるその後はどんな活動が予定されているんですか?
1号:えっと大阪に10月12日。
佐藤:なんとPEVOが大阪に。初?
1号:大阪初です。地球に来て何年も経つのに。
小暮:初の関西?(笑)
1号:初関西。
佐藤:shampooでは行きましたよね?
1号:あぁはい。
小暮:これはどんなライブなんですか?大阪では。
1号:4-Dのレコ発でお邪魔さしていただくという。お邪魔さしていただくというていで洗脳してくると(笑)
佐藤:大阪の人達を。たこ焼き脳をPEVO脳にしてやろうかって。
1号:PEVO脳に。
小暮:楽しいですね。
佐藤:あ、そういえば1個訊きたかったんですけど、PEVOのライヴでDEVOの帽子は被って来た方が良いんですか?
1号:あぁエナジードーム?
佐藤:被ってくると。
1号:より楽しい。
佐藤:PEVOのメンバーが喜ぶと。
1号:そうですね、我々がすごく喜びます。
佐藤:喜ぶ!じゃあ少なくとも自分は被りますんで。
1号:嬉しいですね。宜しくお願いします。
佐藤:水色とあと赤とあるんですけど。どっちが良いですか?
1号:えー、個人的には赤。
佐藤:赤で。分かりました。了解です。
1号:宜しくお願いします。
佐藤:赤のエナジードームを被ってくるとメンバーのテンションが上がると。
1号:上がりますね。
佐藤:これはやった方が良いですね。是非。
小暮:あとPEVOなコスプレとしてはどんなものがこう挙げられますか?
1号:PEVOのコスプレとしては、黒いポロシャツで左胸にPって白い文字が入ってくると上がりますね。
佐藤:それが手に入らない場合は物販でTシャツを買えということですよね?
1号:そうですね。それ上がりますね(笑)
佐藤:上がりますよね(笑)是非ね、シャツ買ってくれよと。グッズをね、何故かわたくしが色々やってますけど。
1号:色々お願いしちゃってすみません。色々お世話になってる・・・
佐藤:缶バッチとTシャツを今、業者の方にお願いしていますので。
小暮:PEVO星に頼んで?
佐藤:PEVO星にお願されたんで。
1号:そうなんです。
佐藤:ちょっと私脅迫されまして(笑)洗脳するぞ!みたいな感じで。
1号:埋め込むぞ!って。
佐藤:うわぁヤバイと思って。
1号:首の後ろに。
小暮:佐藤さんの頭ん中に既にチップが埋め込まれてたりしませんか?
佐藤:既に埋まってるのかもしれないですね、もしかしたら。それでブッキングなんかしたのか。
小暮:そうそう、それで。
佐藤:そのせいで。洗脳済みだ(笑)
小暮:なので、10月8日、と10月12日ですよね?大阪のclub vijon、でこれは基本的には4-Dのイベント、4-D mode1プレゼンツの夜のカーニバルWestと題されたイベントですよね。
佐藤:30周年のね。
1号:そうですね。
小暮:それの関西バージョンということで、4-D mode1と、あとA.C.E.、それからPEVO。
佐藤:いや楽しみですね。
小暮:ですね。で、時間が10月12日の金曜日の19時スタート?
1号:そうですね。18時オープンの19時スタートですね。
佐藤:チケット絶賛発売中です。
1号:絶賛発売中です。宜しくお願いします。
佐藤:その後は大晦日ですかね。
小暮:でその後そうですよ、大晦日が待ってるじゃないですか。
1号:大晦日ですね、はい。
佐藤:高円寺HIGHで。
小暮:カウントダウンですよ。
1号:10月8日にPEVO星人の儀式に参加していただくので、大晦日はPEVO星人が参加さしていただくと。
小暮:なるほど地球の、日本の儀式に。あぁ良いですね。
佐藤:分かってらっしゃる。
1号:覚えました(笑)
佐藤:なるほど。まぁ日本人というか地球人からのアドバイスとしては。
1号:はい。
佐藤:お餅はゆっくり食べよう、と。喉にね、詰まると。
1号:カレーに餅入れると良いんじゃないですかね?
佐藤:それ食べたことは。
1号:あります?
佐藤:お餅焼いたのをカレーに付けて食べるんですけど。
1号:なんかイケそうな。
佐藤:それはね、高円寺HIGHでやったことあって。美味しかったですよ。
小暮:お正月にやったんですか?
佐藤:なんか普通のイベントで。ワッフルってあるじゃないですか?あれをお餅でやるんですよ。モッフルって言うんですけど。
1号:へぇー。
佐藤:でそれをカレーに付けて食べたの。2回ぐらいやったかな?それ凄い美味かったですよね。
小暮:良いじゃんそれメニューに加えてくださいよ。
1号:気になったこと早速試す(笑)
佐藤:HIGH、フード欲しいですよね。カツ丼とかラーメンとかね。カレーとかね。
1号:でも臭いが凄そう(笑)
小暮:(笑)これに懲りずにまた是非出ていただけたりすると。
1号:呼んでいただければアンガムでやってきますので。
小暮:じゃあ最後にまずはそのライヴを楽しみにしている皆さんに何かメッセージをお願いできますか?
1号:はい。10月8日、PEVOの儀式にヴォルキス・プロラデュークも参加しますので、是非目撃しに来て下さい。
佐藤:御意。
小暮:そういうことですよ。
1号:御意。
佐藤:是非お越しください。空きがなかなかないですよ。
小暮:その儀式でどんなことをやるのかもちょっと楽しみですね。
1号:そうですね。
小暮:ヴォルキスさん通常のパフォーマンスとまた違うものが、この辺が微妙な説明の仕方になりますけど(笑)
佐藤:まぁそこは見に来て下さいって感じですかね。そんな感じで今日は終わりですかね。ぼちぼち。あのほら、おうちに。
小暮:そろそろ帰らないといけないんですよね?
1号:そうですね、終電が(笑)
佐藤:終電て言うか門限的な(笑)
1号:門限的な(笑)
佐藤:門限があるんで、ね。
小暮:なるほどね、まぁアットホームなPEVOさんでしたっていう感じですか(笑)ってな感じで今日の東京電子工場この辺りで。という訳で音楽ライターの小暮秀夫でした。
佐藤:高円寺HIGHの佐藤でした。
小暮:そして今日のスペシャルゲストは。
1号:PEVO1号でした。
一同:ありがとうございましたー!
[注1]
※PEVOが参加したP-MODELのコピーバンド大会というのは、1994年11月12日開催の『Errors of P-MANIA!'94』のはずなので、PEVO結成年は1995年ではなく、おそらく正しくは1994年ではないかと思われます。
[注2]
※その後2012年12月31日高円寺HIGHにて開催された年越しイベント『Joy Ride -2012 to 2013-』で、実際にPEVOカレーパンが販売されました。
最終更新:2022年05月05日 14:57