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BL-2-109

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集

「煉獄」


109 :煉獄 :2010/11/21(日) 01:10:19 ID:xd4FRe7q

属性は特にありませんが、ひとりHものです。
うん、でも、表現はぎりぎり全年齢板だと思うんだ。
そんなのでもよろしかったらどうぞ


110 :煉獄 :2010/11/21(日) 01:11:46 ID:xd4FRe7q

「……っ、うっ……あぁっ!」

自分でも馬鹿だと思うけど、声が止められない。
あんたとの事を想う度に、こんな風に自分でも止められない程に、おかしくなる。
そして、こんな風に、自らの手を自らの中心へとあてがうことになるのだ。

あんたの事を想う度に、あんたが俺の胸に刻みつけた、あの封印が疼く。
あの封印が切なくて、甘くて、狂おしい程の感情を呼び醒ます。

「……ふ、あぁっ!」

その渦巻くような熱を帯び、沸きあがる感情に堪りかねて、自らの胸元へと手を這わせれば、
あんたに全てを覚え込まされた俺の身体が、それだけで満足する筈もない。

「ん……ああっ!」

結局は、こうして自らで泣く程に、自分の身体を弄ぶことになるのだ。
ただ一人で、こんなことをする破目になるのだ。
解っているのに。


「ん……ふ……っ、あぁ……」

俺が声をあげる度に、余裕で微笑んでいた、あんたを想い出す。
あんたは、こんな風に身を焦がす俺を情けない奴だと微笑うのだろうか。

「…っ、ふ……や、っあ!!」

そうだよ、あんたは
どうして俺を……
どうして俺を一人でおいて逝ったんだ!!

「……っあ、もう……嫌……だ……嫌なんだ……」

それでも、そう思いながらも、俺は泣きながら、
俺が気を失い果てるまで、全てを奪い尽くすように
愛してくれた、あんたを想って、

ただ、一人、その熱にうかされながら、
ただ、一人、その熱に狂わされながら、

自らを絶頂へと、あんたに一番近い場所へと、導くのだ。

-end-


BLはファンタジーなんだからねっ!
一人で何をしてるのかなんて、深く考えちゃいけないんだぜw



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