『迷宮』発見からエトリアの街ができるまで
2015年10月
第七次侵攻の最中、長崎県西部で地震が発生。当時侵攻の対応中であり、霧の魔物の影響を考えられたが震源地への調査が不可能であった。
第七次侵攻の最中、長崎県西部で地震が発生。当時侵攻の対応中であり、霧の魔物の影響を考えられたが震源地への調査が不可能であった。
2015年11月
迷宮第一次調査隊結成。
長崎県国軍基地在中の中隊が1階部分の調査を行い、以下の報告を残す。
「当地域は電子障害が発生しており、映像記録が残せず。
元廃坑内の面影は全く消え失せ、四方全てが満ち満ちた自然に溢れていた。その『樹海』と呼ぶべき地下空間内には木々が地面深く根付いており、霧の魔物ではない動物が数多く生息していた。
その区域内では霧の汚染は確認されず、特急危険区域のような霧による障害ではないと思われる。
迷宮第一次調査隊結成。
長崎県国軍基地在中の中隊が1階部分の調査を行い、以下の報告を残す。
「当地域は電子障害が発生しており、映像記録が残せず。
元廃坑内の面影は全く消え失せ、四方全てが満ち満ちた自然に溢れていた。その『樹海』と呼ぶべき地下空間内には木々が地面深く根付いており、霧の魔物ではない動物が数多く生息していた。
その区域内では霧の汚染は確認されず、特急危険区域のような霧による障害ではないと思われる。
地下へと続く道を発見し、地下2階部分の探索も行おうとしたが、獰猛な巨大生物の妨害により調査を断念。
パワードスーツ、その他電子制御兵器といった火力兵器や無線機等の連絡手段がないため、今後調査を行う場合は大規模な歩兵調査隊の結成が望ましい。」
パワードスーツ、その他電子制御兵器といった火力兵器や無線機等の連絡手段がないため、今後調査を行う場合は大規模な歩兵調査隊の結成が望ましい。」
同月、国軍内部で樹海の情報が公開。
国軍内にて『迷宮』と命名された地下ダンジョンの調査隊の発足と人員募集を全国から募った。
第7次侵攻の各所の被害も計上されているため、募集は九州のみに留まらず、全国的に行われた。
国軍内にて『迷宮』と命名された地下ダンジョンの調査隊の発足と人員募集を全国から募った。
第7次侵攻の各所の被害も計上されているため、募集は九州のみに留まらず、全国的に行われた。
12月8日
各所から志願者を収集し、研究者13名、調査員287名による調査隊が結成された。
1階に研究者全員と、1階調査員兼護衛を25名残し、残りは全員、2階への探索を行うこととした。
2階部分では、本道と思われる通路と副道が複数あったため、15名の副道探索者と、2階・3階間通路の退路確保に17名を置き、残りの調査隊は迷宮の最深部へと向かうべく3階へ脚を運んだ。
各所から志願者を収集し、研究者13名、調査員287名による調査隊が結成された。
1階に研究者全員と、1階調査員兼護衛を25名残し、残りは全員、2階への探索を行うこととした。
2階部分では、本道と思われる通路と副道が複数あったため、15名の副道探索者と、2階・3階間通路の退路確保に17名を置き、残りの調査隊は迷宮の最深部へと向かうべく3階へ脚を運んだ。
1階調査隊が特に損害も無く調査を進めていたところ、突如2階から出血量の夥しい調査員含め、副道探索者、退路確保者合わせて19名が帰還した。
「3階で突如魔物が大量発生した。3階の調査隊は壊滅状態だ」
出血している調査員は3階から逃げ出した調査員であるらしく、退路確保隊の多数は3階へ救出に向かい、副道探索者が4名の要救護者を連れて帰還したのだった。
副道探索者たちも死者は出なかったものの迷宮内の戦闘で傷を負っており、研究者達を迷宮外に退避。1階調査員が3階へと向かうことになった。
結果として、3階探索部隊、退路確保隊247名のうち、236名が死亡した。
「3階で突如魔物が大量発生した。3階の調査隊は壊滅状態だ」
出血している調査員は3階から逃げ出した調査員であるらしく、退路確保隊の多数は3階へ救出に向かい、副道探索者が4名の要救護者を連れて帰還したのだった。
副道探索者たちも死者は出なかったものの迷宮内の戦闘で傷を負っており、研究者達を迷宮外に退避。1階調査員が3階へと向かうことになった。
結果として、3階探索部隊、退路確保隊247名のうち、236名が死亡した。
この凄惨な事故はメディアに大きく取り上げられる所となり、とりわけ迷宮調査隊の3階調査隊の生存者の一人の
『3階に下りた直後の広場で大規模な戦闘が発生したが、2階と3階を結ぶ間の階段から魔物が奇襲。挟撃状態になり部隊が壊滅した』
という証言から、退路確保部隊の怠慢が調査隊壊滅の最大の要因だとして衆目の厳しい目に晒された。
『3階に下りた直後の広場で大規模な戦闘が発生したが、2階と3階を結ぶ間の階段から魔物が奇襲。挟撃状態になり部隊が壊滅した』
という証言から、退路確保部隊の怠慢が調査隊壊滅の最大の要因だとして衆目の厳しい目に晒された。
12月22日
5人からなる第3次調査隊を結成。3階部分の調査を2日かけて完了させる。その後人数を増やし迷宮に関しての報告書を作成し始める。
5人からなる第3次調査隊を結成。3階部分の調査を2日かけて完了させる。その後人数を増やし迷宮に関しての報告書を作成し始める。
2016年1月
第3次調査隊の調査報告書を公開。
第3次調査隊の調査報告書を公開。
2016年2月3日
長崎県知事、元海軍少将黒田とJGJインダストリー代表神宮寺樹との間で交渉が成立。
県主導の探索拠点基地兼居住地の建造計画が発動し、冒険者申請、入島移住者の受け入れ応募が開始される。
その後アメリカ・中国・ロシアなどから迷宮に関する情報公開が求められ、一時建設計画が中断される。
長崎県知事、元海軍少将黒田とJGJインダストリー代表神宮寺樹との間で交渉が成立。
県主導の探索拠点基地兼居住地の建造計画が発動し、冒険者申請、入島移住者の受け入れ応募が開始される。
その後アメリカ・中国・ロシアなどから迷宮に関する情報公開が求められ、一時建設計画が中断される。
2月11日
迷宮の有する長崎県大島を国有化。探索拠点区域『エトリア』と、各国軍駐屯研究施設『グラズヘイム』の建造が行われる。
迷宮の有する長崎県大島を国有化。探索拠点区域『エトリア』と、各国軍駐屯研究施設『グラズヘイム』の建造が行われる。
2016年4月
エトリア開放。迷宮の冒険が始まる
エトリア開放。迷宮の冒険が始まる
2016年5月
ヴィアンネ教師団から調査協力。ケフト施薬院の運用開始。
金鹿の酒場完成。冒険者の酒場利用がこの時期から活発化する
ヴィアンネ教師団から調査協力。ケフト施薬院の運用開始。
金鹿の酒場完成。冒険者の酒場利用がこの時期から活発化する
2016年6月
元造船所の改修完了。貿易港『アンバー』が完成し、迷宮の素材の流通が開始される
元造船所の改修完了。貿易港『アンバー』が完成し、迷宮の素材の流通が開始される
2016年8月
JGJエトリア支部『JGJトレジャー』が設立。JGJによるインフラ整備や流通関係の整備が推進される
多くの工房から技術者が入植。シリカ商店などもこの時期に設立
JGJエトリア支部『JGJトレジャー』が設立。JGJによるインフラ整備や流通関係の整備が推進される
多くの工房から技術者が入植。シリカ商店などもこの時期に設立
2016年12月
冒険者管理用ギルド『冒険者ギルド』設立。第3次調査隊隊長がギルド長を務める
冒険者管理用ギルド『冒険者ギルド』設立。第3次調査隊隊長がギルド長を務める
2017年3月
研究施設『グラズヘイム』完成。世界各国から研究者がエトリア入りする。
ウィズル・オーバーロード・アーヴィング博士などがこの時期エトリアに来る
研究施設『グラズヘイム』完成。世界各国から研究者がエトリア入りする。
ウィズル・オーバーロード・アーヴィング博士などがこの時期エトリアに来る
2017年6月
グラズヘイム管理AI『M.I.K.E』が始動。アーヴィング博士の娘、フレドリカ・アーヴィングにより管理
グラズヘイム管理AI『M.I.K.E』が始動。アーヴィング博士の娘、フレドリカ・アーヴィングにより管理