クラーケンイマジン

「ピアノが欲しいのか よしよし、叶えてやろう」

【名前】 クラーケンイマジン
【読み方】 くらーけんいまじん
【声】 稲田徹
【スーツ】 伊藤教人
【登場作品】 仮面ライダー電王
【登場話】 第33話「タイムトラブラー・コハナ」
第34話「時の間(はざま)のピアニスト」
【分類】 イマジン
【契約者】 ピアノの男
【契約内容】 奥村祐希にピアノを聞かせる→
ピアノを男の前に運ぶ
【過去の日付】 2004年1月18日
(孤独な契約者が奥村と出会った日)
【童話】 北欧神話のクラーケン
【イメージモチーフ】 イカ
【他のモチーフ】 ガンマン

【詳細】

未来人のエネルギー体がピアノの男の想い描く『北欧神話のクラーケン』からイカをイメージし、この世に現出した姿。

左腕の触手を伸ばして巻き付けた相手を絞殺、銃を武器に百発百中の腕で相手を仕留める事を得意としている。
更に全身を飛行形態に変形させ、空中や水中を自在に飛び回れる。

ピアノの男の「ピアノが欲しい」という望みを叶え、ピアノの男の前にピアノを運ぼうとする。
望みを叶えても過去への扉は開かず、途中で電王の妨害も切り抜け、苛立ちながらもピアノを供給し続ける。

実は契約者の願いには「孤独な自身が唯一心を開く事のできた青年・奥村祐希が現在昏睡状態に陥り、ピアノの演奏を聞かせる事で祐希が復帰する」という真意が込められている。

契約者の望む病院の庭にピアノを運び、ピアノを演奏すると契約が完了、過去に飛ぶと破壊活動を行なおうと動き出す。

阻止すべく駆け付けた電王ロッドフォームと交戦、優勢気味に戦いを進めていく。
遠隔誘導されたマシンデンバードの不意打ちに怯み、その隙にソリッドアタックにて動きを封じられ、最期は「デンライダーキック」を受け爆散した。

敗北後、イメージの暴走によって大量の「ギガンデスヘブン」や「ギガンデスヘル」に変貌し、甚大な被害を及ぼしていく。

『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』のコミカライズ版に登場。

【余談】

「イマジンの一個体から複数のギガンデスが出現する」という例は何度かあったがが、大量に出現する例はない。
契約者・ピアノの男もギガンデスの襲撃によって消滅された。
破壊された過去の時間は特異点を支点に人々の記憶から連鎖して修復されるが、「誰も存在を憶えていない」ピアノの男だけが現代も蘇生される事はなかった。事件解決後、デンライナーに乗車し、「時間からこぼれた人間」として誰かが思い出すまで永遠に時の砂漠を彷徨う身となる。
良太郎は「昏睡状態の奥村が目を覚ませば、ピアノの男も戻れる」と確信しているが、「時間から消滅した存在」は現代の桜井侑斗の末路を暗示している。昏睡状態の青年はピアノの音を聞いても回復する事はなく、ピアノの男が復活できたのかは不明。

契約者のピアノの男役の諏訪太朗氏は平成ライダーシリーズに何度か出演している。
スーツは後にオクトイマジン、武器の銃は後にスネールイマジン(オス)の銃に改造。

最終更新:2018年11月03日 18:52