「契約、完了」
【名前】 |
イマジン |
【読み方】 |
いまじん |
【登場作品】 |
仮面ライダー電王 仮面ライダーディケイド など |
【名前の由来】 |
イマジネーション |
【詳細】
遥か未来から現代にやってきた未来人の精神体。
黄色い浮遊エネルギー体の姿で、現代の人間の体に宿り人間が思い浮かぶ童話や民話などから身体を構成し、宿った人間に「お前の望みを言え、どんな望みも叶えてやる。お前が払う代償はたったひとつ」と持ちかける。
デザインには頭文字を象った模様がある事が多い。
2007年の時代で誕生するものが多い。
イマジンが宿った人間を「契約者」と呼び、契約者が願いを言わないとイマジンは砂で構成された上半身と下半身が分離した未契約体と呼ばれる不完全な身体しか持てず、更に契約者の周辺から離れる事ができない。
契約者が「望み」を言い、契約が完了するとイマジンは初めて自分の体を得る事ができ、宿主の願いを叶えるのに行動する事になる。
イマジンが契約者の望みをかなえ、その事を告げると上記の台詞を言い、契約者の体が二つに割れ、その中に広がる異空間にイマジンが飛び込んで「契約が完了」となる。
異空間の先には契約者の願いに通じる過去の時間があり、到達したイマジンは契約者との関係が断ち切られ、独立した存在となり破壊活動を行い始める。
過去の契約者の体を乗っ取り、能力を行使する事もできるが多くの場合は分離して行動する。関係が切れているので契約者を殺害しても問題はない。
未来人達の目的は「消滅した自分達の未来の復活」。
本来は繫がらず、「可能性としてあり得た未来の人間」がイマジンで、時間軸における特異点のカイが存在をつなぎ留め自分達の未来に繋がる時間の流れを生み出すべく上記の行動をとる。
実は過去に逃げた「本来の未来における特異点」の存在を探して始末するのが目的で、本来は願いなど叶える必要は全くない。
だが、過去へと移動するには時の列車を使うか、カイ本人が自分の体を使って過去にイマジンを送り込むことしかできず、時の列車は乗車制限が厳しい事と、カイ1人では送り込めるイマジンの数に限りがあり効率が悪く不特定多数の人間に契約を持ちかけているのが実情であった。
イマジンはイメージに反応する砂のような体で、契約者が想像する童話によって姿は千差万別。
本来、未来に生きていた人間なのだが、未来人が現代にやってきているので、自身の過去を持たず自己への執着が薄い(例外はある)。
また、共通してほとんどのイマジンは破壊衝動が強く凶暴な性格をしている個体が多い。
基本的にイマジンを現代に連れてきたカイがイマジンにテレパシーのようなもので直接指令を伝えているが、強制的なものではなくイマジンは無視する事が出来る(実際、モモタロス達は無視している。
ウルフイマジンのように指令が聞こえなくなった事でパニックを起こす個体もいたが。)。
最終的に自分達が未来の特異点睨んだ人物に踊らされていたことを知ったカイが発狂し、精神体で現代に来ていたイマジンを吸収して全て実体化させ時間を破壊しようと暴れ始めた。
だが、電王によってイマジン達は倒され、カイが消え去ったことでほとんどのイマジンは消え去る事になる。
例外はモモタロス達やジーク、デネブのように人の記憶に強く残った存在であった
イマジンだったが、現代にやって来ずに時の砂漠の中に残っていた個体でイマジンが根絶されたわけではない。
少なくとも本編終了後に公開されている作品に登場するイマジンのほとんどは「
はぐれイマジン」となっている。
彼らの目的はそれぞれ異なるが、多くは契約者の過去の時間に飛んで、そのまま契約者に成り替わる事で自分の時間を手に入れようとしているようだ。
【仮面ライダーディケイド】
主に「電王の世界」に登場。
「
大ショッカー」、「スーパーショッカー」に参加する個体も存在する。
【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】
改変された2011年で1つの組織としてまとまっている。
ショッカー首領が主催する会議に「
アルビノレオイマジン」が代表として出席、ショッカーの同盟組織となる。
劇中ではモモタロスの身体からコアメダルが出てきたが、他のイマジンからもコアメダルが出てくるのかは不明。
【はぐれイマジン】
カイの勢力に属しておらず、時の砂漠に精神体の状態で取り残されていたイマジンの総称。
基本的に「人間の未来」が確定した2008年以降の現代にやって来た個体が全て該当する。
便宜上、名称こそ区別されているが、本質や特性は従来のイマジンと変わらない。
「契約」を完了して過去に飛ぶのに行動しているが、最終的な目的は以下の通りに変化している。
2008年1月に「人間の未来」が確定、「イマジンの未来」が消滅した事で時の砂漠に取り残された者は生き残りをかけて現代人と契約、完了する事で過去に飛び、過去の契約者自身の肉体と精神を乗っ取り、自分の物とするべく行動する(契約者の「時間」を奪うと表現されている)。
従来のイマジンの決まり文句とも言える「契約の対価はお前の時間」という言葉も「契約の完了(=契約者個人の消滅)」を意味する。
契約者自身に自己の目的を隠匿し、契約を持ち掛ける事がほとんどとなっている。
基本的に彼らは自己の保身目的で行動、組織立って行動する事がなく、大抵が単独犯となってる(カイの配下のイマジンは過去に桜井侑斗とニアミスした人物だけに標的を絞っていたが、彼らは無作為に契約者を選んでいる。)。
劇中で明言されていないが、契約者の存在も確認できず、契約完了に焦っている様子がなかった事から
ネガタロスなどの個体は既に契約を完了して契約者の「時間」を奪取済みだったと考えられる(イマジンとしての姿で、契約者だった人間の姿になれるのかは不明。)。
最終更新:2016年03月07日 15:49