「突然、裏切るなよ!」
【詳細】
バラノイアが開発したマシン獣。
バラノイアの残党として活動し、両目からの光線や剣が武器だが、戦闘力は大した事なく、悪人色も薄い。
自動車と人間を結婚させる事で車人間を大量生産し、マシン帝国に取って代わる「車人間帝国」の建造による全宇宙の征服を目論む。
オーレンジャーとの戦いによる傷を癒し、湯の小屋温泉で温泉治療をしていたところを恭介と遭遇、オーレンジャーに助けて貰う。
「悪人」とバレてしまい、オーレンジャーに引き渡されかけるが、「
バリバリアン」に連れて行った
宇宙暴走族ボーゾックと手を組み、カーレンジャーの車人間化を目論む。
流石にレッドレーサーの態度の変えようにはオーレッドも唖然とし、「己の過ちをこんなに簡単に認めてしまうその素直さは一体何なんだ?」と疑問視される。
バリバリアンに潜入したレッドレーサー以外の4人を捕らえ、吾郎と共に車人間にしようとするが、駆け付けたレッドレーサーに5人を救出されてしまう。
バリバリアンから脱出したカーレンジャー、オーレッド、合流したオーレッド以外の4人を倒すべく「
SSスタタンゾ」や
兵士ワンパーと共に迎え撃つ。
両目からの光線で応戦するが、オーレッドのスターライザーの斬撃に怯み、オーレバズーカにより敗北。
その直後、頭部のタイヤを高速回転させて巨大化する。
巨大化したSSスタタンゾや参戦した
ノリシロン増刊と共にVRVロボとオーレンジャーロボを苦戦させるが、サイレンダーの参戦で形勢が逆転、オーレンジャーロボにスーパークラウンソードで剣を弾き飛ばされると取り押さえられ、落下した剣が背中に突き刺さり、最期は「クラウンファイナルクラッシュ」を受け爆散した。
【余談】
巨大化エネルギーを使わずに巨大化する唯一のマシン獣。
上述の事を真面目に考えていたり、機械なのに傷を温泉療養で治そうとし、思考回路のレベルはボーゾックの面々と変わらない事が窺える。
後者についてはマシン獣(地球外の機械)となっており、「一概に地球の機械と同じ扱いが適用される」とは言い切れない。
デザイナーの阿部統氏によれば、「『
皇帝バッカスフンドに縁のある存在』と思い、『他のマシン獣よりはワンランク上』というムードを出したかった」らしい(『百化繚乱[下之巻]』より)。
最終更新:2015年10月26日 15:16