チュウシャキシャドー

「ご臨終です チーン」

【名前】 チュウシャキシャドー
【読み方】 ちゅうしゃきしゃどー
【声】 真殿光昭
【登場作品】 烈車戦隊トッキュウジャー
【登場話】 第33駅「カラテ大一番」
【所属】 シャドーライン
【分類】 シャドー怪人
【主】 ノア夫人
【闇形式】 ノハ109-33
【闇装備】 ブレスレット系注射器
【闇駅名】 注毒
【シャドー怪人薀蓄】 自身の頭のシリンダーの中は、
常に毒液で満たされているよ
【モチーフ】 注射、医者
【闇形式の由来】 109=10(ど)9(く)

【詳細】

特殊な注射器で人間に毒を注入する能力を持つ注射器系シャドー怪人。
能力で町の人間達にブレスレット状の注射器を無理矢理装着させて、タイムリミットまでに徐々に毒を注入する事で痛みと絶望から闇を集める作戦を運行しようとした。

左腕の注射器とブレスレット系注射器は連動し、「毒、注入ー!」とプランジャーレバーを押し込み、水色の危険な毒を自在に注入する事が出来る。
また、左腕を敵に突き刺して相手のエネルギーを吸引する事も可能。空手の得意な男・春日老人に化けてトッキュウジャーをだまそうと目論む。

自身が訪れた街の住人全員にブレスレットを嵌めて毒液を注射すると街にあるビルを陣取り、「タイムリミットの夕暮れまでに最上階にいる自分の元に辿り着き、制御装置である自分の左腕を破壊しなければ街にいる全員が毒で死ぬ」という死のゲームを住人に強要。

異変を察知して街を訪れたトッキュウジャーの前に巨大ディスプレイ越しに姿を見せると、ブレスレットを嵌められた住人を人質に変身解除を要求し、生身に戻った彼らの手首にもブレスレットを嵌めて「ルール通りに従え」と警告して姿を消す。

その後、ライトとヒカリ、街に住む空手の達人の春日老人の3人がビルに跋扈していたクローズ達を全滅させて自分のいる部屋に着くと卑怯にも自分が課したルールを破り、ブレスレットの毒液を注入しようとする。
卑劣な手口は既にヒカリに見破られており、ビル内部で暴れていた彼らに気を取られていた隙に接近していたカーキャリアーから突撃してきた伏兵の残りのトッキュウジャーに取り押さえられてしまう。

ところが、ボディもダミーで姿を消して嘲笑い、出し抜いたトッキュウジャーの仲間割れを誘発させる。
実はライトと合流した春日老人こそが怪人の本体で、今までの不審な点から正体すらも見破っていたヒカリの作戦で乱闘に見せかけてライトの同時パンチが左腕に炸裂し、ブレスレットを解除される。

近くに監禁していた本物の春日老人も保護され憤るが、ハイパートッキュウ1号とともにビルの窓から放り出され、落下中に「ハイパー終電クラッシュ」で地面に叩きつけられ敗北。

直後、闇暴走を起こして巨大化。
超超トッキュウダイオーと交戦、「注射器は毒を刺すだけが脳ではない」と、超超トッキュウダイオーのボディに突き刺してイマジネーションエネルギーを奪い取るが、チケットの指示でハイパーレッシャが召喚されるとハイパーレッシャテイオーにはなす術もなく、最期はハイパーレッシャテイオーの「ハイパーレッシャテイオージャイアントフラッシュ」を受け爆散した。

【余談】

デザイナーの篠原保氏によると「こちらから提案したアイデアスケッチから採用されたが、試験管やアルコールランプなども並列に配置し、どちらかというと『実験マニア』という形にした」らしく、他にも「人間を助けるために使われる機会が多い注射器を直接武器にするには抵抗があり、エピソードの方でもその辺りは上手く処理されていた」とコメントしている(DVDの映像特典の「トッキュウミュージアム」より)。

コインシャドーと同じく人間に化けていたが、実在する人物に成りすましており、回想シーンから本物の春日が顔に怪我を負っていたのに対してこちらは無傷であったことも確認できる。
同駅ではライト/1号役の志尊淳氏とヒカリ/4号役の横浜流星氏のアクションシーンがメインのエピソードとなっており、更に生身のトッキュウジャーに襲い掛かる武術の達人役として、彼らの変身後を担当するスーツアクター達が顔出しで出演。
同駅のEDにてトッキュウジャーが第13回日本鉄道賞特別賞を受賞した事を報告。
声を演じる真殿光昭氏はスーパー戦隊シリーズの怪人の声を何度か演じている。

最終更新:2017年04月03日 11:17