シャドーライン

【名称】 シャドーライン
【読み方】 しゃどーらいん
【登場作品】 烈車戦隊トッキュウジャー

【詳細】

『トッキュウジャー』と争う敵組織。

拠点は光の届かぬ闇の世界にそびえ立つ「キャッスルターミナル」。
彼らが広げようとしている闇の路線の名称。

「闇駅」による領土拡大、「心の闇」の収集は彼らの主たる闇の皇帝の復活を画策、闇の駅を増やす事で世界を闇に包もうとしている。
闇の力を吸いつくし、シャドーラインの物になると「シャドータウン」と化して闇に沈んでしまい、人々の記憶から完全に無かった物とされてしまう。
始発駅以前に「昴ヶ浜」を闇に沈め、「キャッスルターミナル」を配置、進撃を開始。

「闇駅」には各幹部達の精鋭と言えるシャドー怪人達が派遣され、それぞれの能力や作戦で区域の住人達の暗い感情から生まれる「心の闇」を集めている。
幹部達は共に闇の皇帝の復活こそ共通の目的だが、どのようにして皇帝を迎え入れるかで意見がわかれている模様。
第11駅で集めた「心の闇」からキャッスルターミナルと闇の皇帝の所在地を結ぶ事で闇の皇帝の出迎えに成功。

皇帝出現後はノア夫人が皇帝にグリッタ嬢を結婚相手に勧める一方で、シュバルツ将軍は単独での行動が目立ち始め、第22駅で皇帝がグリッタに飲み込まれ、女帝グリッタに変貌した直後にシュバルツ将軍も烈車軍団を出撃させ、トッキュウオーを強奪する。第23駅でトッキュウオーを奪還され、シュバルツ専用クライナーロボで反撃に出ると、女帝グリッタも皇帝専用クライナーロボで出撃するが、超超トッキュウダイオーの前に敗戦。その後、シュバルツ将軍を庇い重症を負ったグリッタの前にシュバルツ将軍が駆けつけると、中から皇帝ゼットが出現し、グリッタをキラキラと共に取り込み怪人化する。

その後、皇帝を擁護するモルク侯爵ネロ男爵の勢力、皇帝の恩赦で処罰を受けずにグリッタ解放にシャドーラインに在籍するノア夫人の勢力、野を下り皇帝打倒を誓うシュバルツ将軍の勢力の3つの派閥に別れる。

人々のイマジネーションが高まる年末時期になると、ヤミベリによって闇が大きく減少してしまい、シャドーラインも大きく弱体化してしまう事で、シュバルツ将軍、ノア夫人が動き出し、皇帝ゼットにも異変が起こる。
更にキャッスルターミナルも地上に進出してしまう事態が起こり、同時に闇に沈んでいたライト達5人の故郷・昴ヶ浜の大木の一部分が出現する。

第41駅で皇帝からグリッタの分離に成功したシュバルツ将軍、ノア夫人は皇帝ゼットに斬り捨てられ消滅し、皇帝が強大な闇の力を得た事に歓喜するネロ男爵、モルク侯爵も皇帝自身が望まぬ闇の力に怒り斬り捨ててしまい、再び闇へと沈んでいくキャッスルターミナルと共に皇帝は静寂の闇の中へ沈んでいった。

負傷したネロ男爵、モルク侯爵が帰還すると、皇帝はキラキラが取り込めない事を悟りながらもキラキラを欲する様子にモルク侯爵は原因がトッキュウ1号にある事を突き止め、同時に1号もまた皇帝ゼットと干渉していた事で、皇帝ゼットの闇の力の影響を受けていた事が発覚。更にキャッスルターミナルがグリッタの手によって動かされ昴ヶ浜が解放されてしまうが、キャッスルターミナルを奪い返すと同時にキャッスルターミナルを浮上させ総攻撃を開始する。

イマジネーションを取り戻した1号と記憶を取り戻し再びトッキュウジャーとして戦う決意をした2号~5号や6号共に最後の戦いに挑むと、一度は闇の巨獣化したキャッスルターミナルが崩壊した事で闇の力を失った皇帝ゼットはネロ男爵とモルク侯爵に闇の力を託され復活するが、トッキュウジャーもまた1号に全ての力を託され皇帝ゼットを倒し、瘴気となった闇の力をグリッタ嬢がクライナーで回収すると共に闇へと帰りシャドーラインは滅亡した。
更に長い戦いで子供に戻れないと思われたトッキュウジャーは家族のイマジネーションと総裁の計らいで元の子供の姿に戻った。

『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』では創造主デビウスの配下、紅蓮神官サラマズの申し出によりクロックシャドーを派遣して協力するが、サラマズに裏切りによって城を燃やされ、闇を奪われてしまう。落とし前をつけるのに、巨大化したデビウスを倒す際には幹部などが一時協力している。

『行って帰ってきたトッキュウジャー』で「ヘイ大公」という組織からの離脱者が登場。

手裏剣戦隊ニンニンジャーvsトッキュウジャー THE MOVIE忍者・イン・ワンダーランド』では「闇博士マーブロ」が登場した。

【闇の巨獣】

「キャッスルターミナル」が変形、進化を遂げた邪悪な巨獣。「闇の皇帝ゼット」の闇と呼応するように変貌、地上を闇で制圧する作戦を運行しようとした。

「闇の皇帝ゼット」の内なる闇そのものがキャッスルターミナルと融合する事で生まれ、歩くだけで世界を闇に包み込んでしまい、動く要塞とも言える存在。体内にはキャッスルターミナルの広間などもそのまま残り、ゼット達を乗車させたまま、闇を伴って侵攻する事が可能。
超巨大なボディから大量の闇を一気に放出、全ての光を飲み込んでしまう事ができる。

第46駅でキャッスルターミナルが闇の巨獣化した事で自力で動く事が可能になり、闇を撒き散らす事で再び「昴ヶ浜」を含む周囲を深い闇で包み込んでしまう。
だが、終着駅でライトを助けるのに記憶を取り戻した残るトッキュウジャーのメンバーがトッキュウレッシャーで乗り込んだ後、「昴ヶ浜」で行われていた星祭の灯篭の光に導かれトッキュウレッシャーは脱出、更に全烈車が連結して光の矢となると巨獣を貫き、元のキャッスルターミナルもろとも崩壊、内部にいた皇帝ゼット、モルク侯爵は脱出したが、同個体の動力源として「皇帝ゼット」の闇の一部分が使われていた事で皇帝ゼットの闇が弱まってしまう。

【余談】

幹部達は一部を除き「黒」や「闇」に関わる言葉が由来となっている。
TV本編では最終的に幹部や首領などがスーパー戦隊に敗れず退場した組織となった。

人間の感情を集めて目的を達するやり方は獣電戦隊キョウリュウジャーに登場した組織(デーボス軍)と同じで、作戦に失敗しても感情を集める事で成果を上げている点も共通する。

最終更新:2018年10月21日 15:03