水のエル

「アギト、お前は一度死んだ筈だ この私の手で!」

【名前】 水のエル
【読み方】 みずのえる
【声】 梁田清之(アギト)
【登場作品】 仮面ライダーアギト など
【分類】 アンノウン/エルロード
【モチーフ】 クジラ

【詳細】

クジラに似た超越生命体。

【仮面ライダーアギト】

「怨嗟のドゥ・サンガ」と呼ばれる武器、強力な念動力を備える。

光の力を追ってあかつき号に現れ「あかつき号事件」を引き起こした張本人で、その時はアギトの力を覚醒させた津上翔一を海に叩き落とす。
その後、乗客の1人・関谷真澄に憑依して同事件の関係者を次々と殺害、「オーヴァーロード」の手で復活、その際に真澄自身も死に追いやった。

翔一にとっては死の象徴的な存在で、断片的に蘇った記憶で苦しんだものの、真魚の励ましで奮起したアギトと交戦。
覚悟を決めた事により得たバーニングフォームにはなす術もなく、バーニングボンバーを受け致命傷を負う。

だが、光球となってその場を逃走、「オーヴァーロード」の体内に入った事で更なるパワーアップを遂げ三度復活を果たす。
「怨念のバルディッシュ」と呼ばれる長斧を武器とし、戦闘力が格段に向上しており、GX弾を念動力でギルスに、アサルトキックをワームホールのようなものでアギトにぶつけるなど同士討ちを図ったほか、ロードの紋章状のエネルギー体で広範囲攻撃を行うなど、多彩な戦法をとる。

4人のライダーが束になっても苦戦させるほどに強く、G3-Xを大破させる。
その後、記憶を取り戻した津上翔一が変身したアギトバーニングフォームのバーニングライダーパンチで怯み、エクシードギルスのエクシードヒールクロウ、アナザーアギトのアサルトキック、更に変身したアギトシャイニングフォームのシャイニングライダーキックを連続で受けた後、再び光球となって逃走、最期は「オーヴァーロード」の体内に吸収される前に、水へと戻った。

【オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー】

改変された世界の2011年でショッカー主催の世界会議へ「アンノウン(ロード怪人)の代表者」として出席した。

ジャーク将軍大神官ダロムが「人類の根絶」を主張した際、否定的な様子を見せた。

仮面ライダーに倒されたり、「岩石大首領」が起こした地割れに飲まれる描写はない。
「オーヴァーロード」を差し置き、ロード怪人代表になっている理由は関連書籍などでは触れられておらず、明らかにされていない。

【余談】

水のエルだけが上位アンノウンの中で、ある意味「仲間外れ」なモチーフ。

アンノウンやオーヴァーロードがキリスト教の「天使」や「神」をモチーフにしている傍ら、同宗教にはイエス・キリストに仕えていた12人の使徒、中でも4人の有名な使徒が存在する。
彼らを象徴する存在がそれぞれ
マタイ=天使
ヨハネ=鳥(鷲)
マルコ=ライオン
更に
ルカ=ウシ
と動物に例えられているが、キリスト教の使徒にはクジラを象徴とする者は存在しない。

小学館の幼年誌『てれびくん』のマンガ版では氷川誠に押さえ込まれたところをシャイニングライダーキックとエクシードヒールクロウを同時に受け倒され最終回となった。

最終更新:2018年11月05日 17:22